楽天モバイルからの乗り換え、本当に「povo 2.0」が本命なのか?楽天ユーザーの筆者が本気で検証!
文=すずきあきら
(●▲●)「普通にダサいよ君」
乗り換えする事が前提になっている。まずは乗り換えるべきか乗り換えざるべきかを提示する方が先。
長所と短所を列記して後は個々の判断に委ねる。それが賢者の選択。
1:LINEモバイルの年齢認証が可能な昼間も遅くなりにくい格安スマホは楽天モバイルくらい。
一応UQモバイルのぴったりプランも該当してはいるが「親を越えてはいけない子」なので使いづらい。
「親を越えてはいけない子」というのはつまりサブブランドはメインブランドの妨害をしてはいけない、
サブブランドの方がコスパいいじゃん!みたいな形でメインブランドに傷がつく様なプランは作れない。
なのでUQモバイルのぴったりプランは魅力が薄れる。それが「親を越えてはいけない子」の定義。
値上げ後の最低料金1078円でもその点においては「そこそこ使える」というのが実情。
2:メールアドレスの提供がようやく開始される。
IMAP IDLEに対応しているのか否か。格安スマホで提供されている中で対応しているのは
OCNモバイルONEの契約者にも提供しているメールアドレス程度。対応していたら楽だよね。
もはやすっかりメジャーになったGmailだと迷惑メールも届きやすくなる。
ある程度フィルタリングはしてくれているが最初から届かない方がいい。
ただし本来であればメールサービスはもはや民間企業1社だけで運営するのは限界に近い。
複数の企業が共同で出資、そこに国の目が入る格好での共同運営(半官半民)でやるしかない。
散らばっているキャリアメール、プロバイダメールのサービスを集約する事。
そして最新のセキュリティ技術と使いやすいUIを植えつけたメールサービスを提供する事。
比較的今現在でそれに近い事が出来ているのはマイクロソフトのOutlook。それを越える事が基準になる。
3:通信エリアは以前と比べて広くなった。
確かに広くなっている。それは利用者として実感可能。
4:ただし落とし穴はまだまだ存在している。
エリアとエリアの穴をどう埋めるのか?というノウハウが蓄積されていないので穴っぽこが割と散見される。
今後はその穴を埋める事。auのローミングとの折り合いの付け方を改善する事が求められる。
5:通信速度はガッツリ絞られている事を指摘する事。
auのローミングの範囲に入った場合下り速度は5Mbps程度に絞られている。
これ、純au系のサービスだったら20Mbpsは出ていていい場所なんだけどな、と思わせる傾向が存在している。
なので楽天モバイルの電波がしっかりと入る場所でしか使い物にならないよ?という事を改めて指摘する事。
そうしないとダメ。
……。
まとめると「LINEの年齢認証が可能でメールアドレスも提供予定がある楽天モバイルは
楽天モバイルのBand3が入るエリアで使う分には1078円からの最低金額でも利用する価値はある。
今後は楽天モバイルの自社電波の穴を埋める事(エリアに関しては十分に広がっている)に注力しろと指摘を行い
場合によっては楽天モバイルにBand26かBand28を割り当ててやれよ〜と背中を押す事も実行せよ」。
で、移るなら個々の需要を訊ねた上で「あなたにはこの会社」「あなたにはその会社」と個別に案内した方がいいよ。
そうした展開になる。
それらが賢者の行動。
それらが賢者の選択。
以上。