2022年05月17日(火)視野

[ 西武が中古車両の導入を視野に 固定費削減などを推進 ] 西武ホールディングス(西武HD)は5月12日に
発表した「2022年3月期 決算実績概況 および『西武グループ中期経営計画(2021〜2023年度)』の進捗」に
おいて、他社の車両を譲受する方針を明らかにした。グループ傘下の西武鉄道(西武)では、
メンテナンス性や省エネ性に優れた無塗装車体のVVVFインバーター制御車の導入を進めており、
2022年度末までにはその保有比率をコロナ禍前の47.4%から56.2%に引き上げる構えだが、
西武HDではコロナ禍で需要減が続く鉄道事業の収益構造を見直すべく、2022年度は
「都市交通・沿線事業の経営改革」の推進を掲げており、固定費の低減などを図る一環として
同仕様の車両を他社から譲り受ける方針を示している。他社からの車両は「サステナ車両」と
呼んでいるが(総合車両製作所製のステンレス車両「サスティナ」とは異なる)、その導入は
2023年度以降を視野に入れており、車両の運用見直しや買替え計画を絡めて保有数の
適正化も図りたいとしている。(レスポンス 2022年5月16日)

2022年05月17日(火)12時55分25秒