[ 大塚家具、法人が消滅 ヤマダ吸収でブランド存続 ] ヤマダホールディングスは14日、
傘下の大塚家具を子会社のヤマダデンキが5月に吸収合併すると発表した。法人としての
大塚家具は消滅するが、大塚家具の店舗やブランドは存続する。吸収により家電と家具を
融合させた新業態の出店をさらに進めるなど、経営判断を迅速化する。(産経 2022/2/14 18:15)
業態変更(業態転換)で生き延びている感じだがもはやヤマダホールディングスその物が信用されてないよ。
・家電小売り業態に関して
いい物と悪い物の区別がつきづらい。万屋的に並べて「どれでもいいですよ」的な顔をしている訳だが
実態は白物家電にしろパソコン等のデジタル家電にしろ性能は割とピンからキリまでと異なっている。
ゴミみたいな商品を高値で売りつけている状況が常態化している。
ヤマダに限らず「家電量販店」という仕組みその物がもう限界。
だったら「いい物だけを自信を持って選びました」とした形で特定のメーカーの特定の商品のみを入荷して
「冷蔵庫ならこれ」「洗濯機ならこれ」「電子レンジならこれ」とやってくれた方が癒着もしやすくはなるが
目利きという「素人には到底難しい『付加価値』」をつけた仕組みでお金を頂戴する展開は「あり」になる。
・家電修理業態に関して
別の業者に取り次ぐだけが基本。もはや「売るだけ」のやり方からは脱却して
むしろ「取り付け後のお困りごと」で金を稼ぐというビジネスモデルだってあってもいい。
「修理に関するお困りごと」
「処分に関するお困りごと」
売るだけのやり方からは脱却した方がいい。もはや「満ちた国民生活」が普遍化している。
・ヤマダホールディングスに関して
企業買収を繰り返して肥大化している惨状なのでシナジーの効果があまり見られない。
これとこれは協業(場合によっては傘下の企業を合併させる)した方がいいのに
元々は別々の企業体だったから協業(連携)が出来ていないという物足りなさが見える。
家電販売一本足打法が不安定だからあちこち食ってみたらただの肥満体になった。
今後その肥満体をどう統治していくのか。創業家のワンマン経営が見え隠れしている大企業なので
高齢の創業者(山田昇会長兼社長)が亡くなったら空中分解する事請け合い。
そうなった時に御家騒動が勃発したら、あるいは企業内部での権力争いが発生したら。
一体誰がどの様な形でその争いを収める事になるんでしょうね。
エディオンが引き取って東日本進出への再度の足掛かりにするぐらいしか思い浮かばない訳だが。
・今後の大塚家具(会社)が所有する資産に関して
有明のショールームをどうするんだろうな。ヤマダ(店舗)への模様替えが行われる店と
そうでない店に分かれる展開を想定している。事実上の強奪。
今後に関してはヤマダホールディングスに限らず企業体とは慎重に付き合っていく必要がある。
以上。