2022年01月17日(月)訃報

[ 漫画家の水島新司さん死去 ] 「ドカベン」「あぶさん」などを手掛け、野球漫画の第一人者として
知られた漫画家の水島新司(みずしま・しんじ)さんが10日、肺炎のため死去した。82歳だった。
葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻、修子(しゅうこ)さん。昭和14年、新潟市出身。
33年、18歳で漫画家デビュー。45年、剛速球を投げる高校球児が主人公の「男どアホウ甲子園」が
ヒットし、人気漫画家としての地位を確立した。代表作は、高校球児の青春ドラマを描いた
47年開始の「ドカベン」。個性的なキャラクターや躍動感のある画風が人気を集め、
平成30年のシリーズ終了まで40年以上にわたり続く代表作に。世代を超え、
多くの野球ファンに親しまれた。ほかにも、大酒飲みの強打者を主人公にした長寿漫画
「あぶさん」や、女性投手が変化球を武器にプロ野球で活躍する「野球狂の詩(うた)」など
ヒット作を連発。このほか、「球道くん」「おはようKジロー」など多くの野球漫画を連載した。
平成17年、紫綬褒章。19年、日本漫画家協会賞文部科学大臣賞。26年、旭日小綬章。
令和2年に引退を発表していた。(産経 2022/1/17 11:13)

2022年01月17日(月)15時06分04秒