[ 地方所属馬初の快挙 吉原寛「こんな日が来るんですね」 ] 3日、金沢競馬場で行われた
JBCクラシック(2100メートル)は6番人気のミューチャリー(牡5・矢野義)が激戦を制し、
21回目にして地方所属馬としては初Vの快挙を達成した。勝ち時計は2分13秒1(良)。
1番人気のテーオーケインズは4着だった。好スタートを決めるとダノンファラオ、
カジノフォンテンを前に置いて3番手を追走。4角からマクリ気味に仕掛けて
先頭に立つと、直線でも力強く伸びて後続の追撃を振り切った。金沢のエース・吉原寛に
とっては地元開催での快挙。ファン、関係者から大きな歓声で迎えられ「こんな日が来るんですね。
信じられないです。前回の白山大賞典から乗せていただいて、馬の感触をつかめたのが
大きかった」と歓喜の表情。「返し馬から別馬のように動きが良かったので、狙い通りに
カジノ(フォンテン)の外のポジションが取れた。脚がちゃんと残るようないいペースで行けたし、
4角の手応えもすごく良かった。最後は何も来ないでくれ、と思いながらゴールしました。
本当にすごい馬。感謝しています」と満面の笑みで振り返った。(東スポ競馬 2021/11/03)