自分の比較的近い地域だけど意外と知らない場所へと足を運んでみよう企画という内容をたまに実行する。
そういう訳で伊勢崎駅に到着して東武鉄道で出発。1時間程度で終点の館林に到着。
「なんですか?報瀬さんですか?また報瀬さんですか?」
到着して乗り換える事なく東口の地上改札からそのまま抜けてバスに乗車。
館林駅東口→板倉東洋大前駅西口
そこまでの本数は無いこの経路のバスに乗り換えて数分で発車出来るっていうのは奇跡的な乗り継ぎだよね。
乗ったはいいが混雑率が割と高い。一体何が原因や?
少し考えてあぁなるほど。今日は共同通信社杯(岐阜)の最終日で
バスの経路の途中にある競輪の館林場外に向かう客がこのバスを利用するという事か。
館林インターに隣接する様にして立地している館林場外。
単騎だけど山口拳矢とか面白いと思うよ?地元だし。
乗り換えて数分で発車。自分の知らない(普段は訪れない)館林市を走行する感覚。
案の定館林インターのバス停に到着した時にはゾロゾロと降りられる客が多数存在。
自分は降りずにそのまま乗車。途中新しくなった板倉町役場の近くで富士食品工業の本社工場に接近。
群馬テレビでの「宇宙(そら)よりも遠い場所」の放送時にスポンサーとなってくれていた企業。
誰かが出資してくれなかったら放送も当然なかった訳で。数ある広告主のうちの一社。
バスは方向を変えて板倉東洋大前に向かってひた走る。館林駅東口を出発しておよそ40分程度で到着。
鉄路だけで東武伊勢崎線と東武日光線を乗り継ぐとなると東武動物公園まで南下する必要があるので大変。
本数が少ないので利便性はどうしても高まらないが接続が悪くなければこの経路は「あり」だと思っている。
板倉東洋大前の西口に到着。近くにはフレッセイがあるのでお昼を買う。結局少量のヒレカツ丼を購入。
野菜ジュースも合わせて購入。購入してさっそく頂きますとして平らげた。それから日光線の電車に乗る。
1:板倉東洋大前→新大平下→大平下→伊勢崎
2:板倉東洋大前→栗橋
どちらにしようか。みたいな事を考えて後者を選択。南栗橋行きの電車に乗車。
南栗橋行きの電車は栃木ローカルの20000系(改造車)。これで現在運転されている
東武鉄道のすべての電車に乗車できた事になる。
これ、東武鉄道の「メトロ東急直通電車」の始発もしくは終点が南栗橋ではなく栗橋だったら
JR東日本との「栗橋戦争」が見られたかもしれないね。
JR東日本:快速ラビットが栗橋に停車。駅ホーム内の階段とエスカレーターを増設。
東武鉄道:本数限定で特急が栗橋に停車。春日部と栃木の中間だったら停車する需要はあるかと。
押上を経由して渋谷を経由して中央林間まで向かうアホみたいに長い距離を運転する
3社直通電車が南栗橋止まりではなく一駅先の栗橋(駅)まで達していれば
栗橋駅周辺は再開発の雨あられという事におそらくなっていたのだろう。
旧栗橋町(現在は久喜市の一部)と旧大利根町(現在は加須市の一部)は合併する相手を間違えた。
旧栗橋町、旧大利根町、旧北川辺町が合併して「栗橋市」になっている方が生活圏とも合致していた。
それで人口は5万を越える。近隣の幸手市と同等の人口。「市」としての要件は満たしている。
まぁ今更そんな事を言っても仕方がない訳ですが。
そんな事を考えているうちに栗橋駅に到着。終点のひとつ手前で下車。
自動改札を抜けて東口に出る。駅前は栄えているというよりも住宅地が近いという印象。
現在の住所こそ久喜市だが栗橋町の中心と考える方がしっくりくる。久喜駅はJR宇都宮線で2駅先。
東口から歩を進めて国道125号に出て吉野家の脇を通って自動車道をくぐる様に存在している
歩行者と自転車用のトンネルを通って反対側へ。そこから歩いて国道4号に出る。
国道4号を横断してベイシア栗橋店に到着。駐車場を歩いて入口から店内へ。
まぁ正直以前の(古い)ベイシアという印象。第一印象としては店内の雰囲気は上里町のそれに近い。
電飾の飾りが10年前ぐらいの印象を与える。やっぱり群馬から離れると改装の手も届きにくくなる訳で。
フードコートの看板は渋川のベイシアで見たものと同じ昔の仕様。電飾や壁紙は上里町の店舗に近い仕様。
なんて事を思って飲み物を購入して飲みながら歩いて南下。
ボートピア栗橋(ボートレースの舟券売り場)に向かう。
その手の公営競技の場外施設はだいたい多くの工場が立地する所にあったりする。
いわゆるブルーカラーを対象とした立地が公営競技の場外施設のよくある所。
ブルーカラー(主に製造業・建設業・鉱業・農業・林業・漁業などの業種の生産現場で
生産工程・現場作業に直接従事する労働者を指す概念)
要するにワークマンで見かけそうな作業服姿の労働者が仕事を終えてさぁ賭け事だ〜。という傾向。
自分の知らない街並みを歩きながら視野に入れるっていうのは普通に楽しいね。
そういう訳でボートピア栗橋に到着。到着して目の前に停車しているワゴン車に乗る。
乗って1分もしたらすぐに出発。側面に貼り出されていた案内には「JR栗橋」との表記。
出発する直前の頃合いに偶然到着して偶然乗車できて栗橋駅までワープするかの様に時間を短縮する事が出来た。
まさに奇跡。
「JR栗橋」表記。栗橋駅には東武鉄道も通ってはいるがこのワゴン車とは別に
南栗橋への便もあるので誤乗を防止するためにあえて「JR」の文字を入れているという事なのだろう。
栗橋駅の西口まで一気に移動。降車して駅前を歩いて駅から少し離れた場所にある屋根なしの無料駐輪場を
横目に見ながら歩いてマミーマートに到着。「生鮮市場TOP」の屋号ではない業態の店舗に到着。
さっそく入店。
「クレジットカードの支払いに対応している」のは割と新鮮。生鮮市場TOPだと支払いは現金のみ。
PB(プライベートブランド)の奥中山高原農協牛乳がTOPでは税込み170円ぐらいだったが
栗橋のマミーマートでは税込み181円ぐらいと1本につき10円程度の差額が存在。
これが「安さを売りにするために色々な犠牲を払っているTOPの屋号を冠した店舗」との違いのひとつか。
そうした違いを目撃しながらCGCブランドでキリンが製造している富士山の水を購入。
お外に出て冷たく冷えているペットボトルのふたを開けて飲む。
「うーまーいーぞー」
割と味皇(あじおう)さまが頻繁に出てくるのは賑やかだわね。
数あるミネラルウォーターの中でも個人的には自分の舌に合っている。そういう印象の味。
最近のCGCブランドは侮れませんわ。「マミーマート」「フレッセイ」「ツルヤ」とCGC加盟会社が
群馬県には3社も存在する様になった。以前はフレッセイ一択だったが最近はそうでもない。
水を飲みながら埼玉県立栗橋北彩高等学校の近くを通って細い道を通ってさいたま栗橋線の道路に出る。
久喜市から加須市に突入してカインズモール大利根に到着。
ベイシアもあるが「カインズモール」。どちらかと言えばカインズが主導権を握っているモール。
「カインズモール」がある程度古い、以前から存在しているカインズが主導権を握っているモールに対して
最近では「くみまちモール」とした名称を冠して協業を前面に出しているのが近年のカインズのやり方。
この辺りは道路も整備されて新興住宅地の側面が強くなってきたけど一戸建てを建てられるだけの土地は
まだ幾ばくか存在している。この辺りは久喜市ではなく加須市。なので加須市民という事になる。
加須市(かぞし) 「かすし」と誤読する人が意外と多いらしい。
主要道路が近いので利便性が高い。鉄道駅も栗橋駅が近いので利便性が高い。
JR高崎線とJR宇都宮線(愛称)の沿線を比較した場合JR宇都宮線の方が混雑しづらい。
理由1:東武伊勢崎線、東武日光線が並走するかの様に走っている。混雑が東武とJRで分散する。
理由2:沿線人口はJR宇都宮線の方が少ない。
JR高崎線が上尾市、熊谷市と人口20万を抱える沿線なのに対し
JR宇都宮線の場合は久喜市の15万人が沿線にある街の中での人口上位。
小山市まで行けば人口17万人なので人口の多い地域に突入する事は突入するが
沿線の途中というよりも沿線の端、つまり小山市に到着する前に降りてしまえば下りの混雑は関係なく
小山市自体も埼玉県よりも宇都宮市とのつながりの方が深いので人の移動の方向性で言えば
小山市以南への移動は少数派になる。
旧大利根町なので現在の加須市の中心(東武伊勢崎線加須駅)とは離れている感じではあるが
そうした「加須市の外れに位置するぼっち感覚」さえ気にしなければ
都心を睨みつつも「土地付き一戸建て」を建てての広々とした生活を送るには向いているのでは?
みたいな印象を受ける。
栗橋→(JR宇都宮線)→大宮(片道30分、510円)
悪くはないんじゃないでしょうか?と思いながらカインズモール大利根を後にして北上してカスミに到着。
この辺りは加須市のデマンドバスの停留所も設けられているので加須市内という印象が強くなる。
「ピアシティ大利根」の一角を形成しているカスミの壁面には市の花や名物の紹介。その内容は加須市のそれ。
入店して店内で更に飲料を購入する。気温の上昇に対応するには飲料が必須。
購入して飲み干して更に歩いて細い道に出る。
草むらで視界の一部が遮られる感じ。信号がない割に自動車の往来が多い。道幅も拡幅してほしい所。
そんな北下新井の道路を歩いて栗橋北彩高等学校の近くに再度出る。
再びマミーマートに向かって今度は缶コーヒーを購入する。他店のマミーマート(TOP)では
6缶パックでしか売られていなかったキリンFIREのブラックとカフェオレが栗橋のマミーマートでは
1缶ずつで売られていたのでお試しで購入。最近は185g缶という「よくある缶コーヒーのサイズ」で
売られているコーヒーもしくはコーヒー系飲料の中でどれが自分の好みの味か?という事を調べる為に
お試しでの購入が盛んになっている。そういう訳で常温で保存されていた商品を購入し
ビニール袋の中に氷を詰め、更にそこに手洗い場の水道で水を少量入れた中に購入した商品を入れて
ビニール袋の口を縛ったものをスーパーの袋に入れて持ち運んである程度冷えたら飲みましょうね〜とした
形にしてマミーマート栗橋店を出て栗橋駅に向かう。
栗橋駅の西口まであと少し…という所で時刻表をスマホで調べたら丁度栗橋駅を出発して
板倉東洋大前に向かう方面の列車があと数分で来る、という事で購入した缶コーヒーを冷やした物を詰めた
スーパーの袋を片手にダッシュして栗橋駅の西口からエスカレーターに乗って橋上駅舎で切符を購入。
「西口からは東武線の方が近い」事が幸いしたので電車になんとか間に合った。
ビニール袋を破って中の氷水を反対側のホームの端からどばーっと出して水が車内にこぼれない様にしてから
ボタンを押して開ける形式のドアを、ボタンを連打して開けて乗る。ギリギリ間に合った所でドアが閉まる。
「もう少し余裕を以て移動したいんですけどね、どうしてこんなにひぃひぃ言う移動になるんだろうか」
そう思いながら乗って移動して板倉東洋大前で下車。
次の「館林駅東口」のバスはおよそ40分後。ならばという事であまり目立たない側の出口から
渡良瀬遊水池に向かって徒歩で約20分。上り下りのある道を通って到着。
非常に広い池なので海みたーい、と思う感じの印象を受ける。サーフィンを楽しむ人の姿もチラホラ。
そんなに長居はしないので5分程度で来た道を戻って板倉東洋大前駅に再度到着。
反対側の出口に出て、すでに到着しているバスに乗車して数分後にバスが出発。
一度通った道を反対方向に進んでいく(戻っていく?)流れ。
案の定館林インターのバス停からは館林場外を利用した競輪客の乗り込みが。
ただし混雑率が100%を越える様な行きの時の混雑よりは大分まとも。決勝戦前なのでまぁそうなるか。
館林駅まで行く事はせずに途中下車。
つつじが岡公園の敷地にあるつつじ映像学習館に到着。
つつじ映像学習館入口の隣には「SUGAR HILL CAFE」が併設されている。
ここは「宇宙(そら)よりも遠い場所の『聖地巡礼』でやってきた人たちが作った一角」を有している。
・「館林アニメアンバサダー」を委託され、たすきをかけられた4人それぞれの看板
・色紙に描かれた思い思いのイラスト
・作中に登場した場所の位置を記した地図
・最近売り出されたはじめた「よりもいグッズ」
月曜日休館。ただし月曜日が祝日の場合は開館。きょうは月曜日だが祝日なので開館している。
4人それぞれのアクリルキーホルダーは結月さんだけが売り切れ。
こうしたファンアートがいっぱいにつまった一角は多くの人の心が籠もっていて込み上げてくる物もある。
そうした一角を拝見させてもらってから建物を後にして館林市役所の出入り口へ。
「日本遺産決定」と「宇宙(そら)よりも遠い場所」の2段構えになっている横長の幕の元に到着。
そこでちょうど時間。共同通信社杯の決勝をスマホで見る。
最後は中団でいい位置を取った山口拳矢がまくって優勝。2着平原康多、3着鈴木裕。
これ3連複は全流ししてないと取れない奴だわ。
山口−平原はまだ拾えるにしても3着鈴木裕はちょっと考えてなかったわ。
館林市役所の幕の元から出発。「自分のまだ見ていない館林を見る」が今回のコンセプトのひとつなので
市役所の入口の交差点を北上してスターバックスに向かう。館林市にもスターバックスがあるんですよ〜。
到着したのは「ほっかほっか亭」の看板も合わせて建造されているスターバックス。
となりにほっかほっか亭があるので黒い看板にはスターバックスの屋号とほっかほっか亭の屋号が並記。
そうした外観のスターバックスに入店して普通のコーヒーを注文して持ち帰りでゴクゴク。
飲み歩きぷっはーとしでかしてからモスバーガーに向かって歩いて到着して入店しててりやきを注文。
セルフレジでお会計を済ませて商品を店内飲食で食して退店。そのまま歩いて館林駅へと向かうか〜。
そう思った時に自分が今履いている靴の底の一部がべらぼうにすり減っていて
もはや自分の足の裏が直接地面に触れているのと殆ど変わらない状態になっている事に気がついた。
「マジっすか」
そう思ったので更に南下して館林のワークマンに到着。安物の靴を購入してさっそく履き替える。
「まさか館林のワークマンで買い物する事になるとは思ってなかったわ」
夜の帳が降り始めた市街地を駅に向かって歩いて(たまにダッシュして)
「ホテルファインinn館林」が面している十字路に出て左折。左折してゆるやかな登り坂を登って館林駅に到着。
あとは電車に乗って帰宅。