[ 臨時国会、10月4日召集軸 ] 政府は7日、菅義偉首相の後継を選出する臨時国会に
ついて10月4日召集を軸に調整に入った。菅首相の在任中に決定する案が浮上。
衆院議員の任期満了(10月21日)前には衆院選を実施しないと明確にし、
準備に当たる地方自治体の負担を減らす狙いがある。ただ、国会の会期や審議日程を
現政権下で決めるわけにはいかず、次期首相に委ねる異例の形となる。
公選法は任期満了による衆院選に関し、満了日の30日前から前日の間に行うと定める。
この間に国会を開けば、任期を超えた選挙も可能だ。今回は自民党総裁選(9月29日投開票)後、
新首相を指名する衆参両院の本会議を開く必要があるため、任期満了前の衆院選は
事実上なくなったとみられている。現政権が召集日を決めた場合でも、国会日程の組み方や
衆院解散の是非と時期はいずれも次期首相の下での判断となる。(産経 2021/9/8 01:09)