2021年09月02日(木)東武鉄道

[ 新・駅前そぞろ歩記 川俣・茂林寺前 ] 茂林寺前駅は昭和2年の開設。いまも平屋の駅舎ですが、
駅前に立つ3頭のタヌキ像と合わせて眺めると、じつにほのぼのした佇まい。
さすがは分福茶釜(ぶんぶくちゃがま)伝説の最寄駅です。駅前からは、
歩道に「ぶんぶくちゃがま」絵本案内板第1話〜13話が設置。読みながら歩くと、
いつの間にか茂林寺に到着します。茂林寺前駅や茂林寺は、館林駅周辺やつつじが岡公園とともに、
アニメ『宇宙(そら)よりも遠い場所』(通称「よりもい」)の聖地巡礼スポットになっています。
このアニメ、NYタイムズの「2018年ベストTV番組20」(海外部門)にも選ばれた人気作です。
茅葺屋根の山門から本堂に続く茂林寺の参道。その両側には、ずらりとタヌキ像。
伝説の分福茶釜は本堂の一室に安置され、その茶釜を茂林寺にもたらしたと伝わる
老僧・守鶴(しゅかく)(タヌキの化身?)は守鶴堂に祀られています。
そして茂林寺のそばに広がるのは茂林寺沼湿原。豊富な湿原植物群や、
多くの野鳥が観察できる貴重な自然です。同じ館林市にある多々良沼、城沼と合わせて
「館林の沼辺文化を育んだ里沼」として日本遺産(文化庁)に認定されました。
茂林寺沼は、里沼の原風景と茂林寺の信仰が共存する「祈りの沼」と
位置付けられています。(マンスリーとーぶ 2021年9月号)

ここはアヤカちゃんが来たいと言っていた、分福茶釜で有名な茂林寺です。
アニメ「宇宙(そら)よりも遠い場所」でよく描かれていたそうで、
主人公の女子高生たちが雑談する山門のベンチにも「そのままだ!」と喜んでいました。(MAPのG)

2021年09月02日(木)19時39分05秒