[ 「台湾です」で再燃する「正名」論 ] 台湾で東京五輪を機に、現在の「チャイニーズ・タイペイ」
名義ではなく「台湾」での五輪参加を求める声が再浮上している。開会式のNHKなどの中継で
「台湾」と紹介されたことや、中国選手を破って金メダルを獲得したことなどが後押ししている。
ただ、名称問題は外交・内政ともに政治論争に直結する上、台湾内部の慎重論も根強く、
実現は容易ではない。NHKは7月23日の開会式の中継で、アナウンサーが台湾の
選手団を「チャイニーズ・タイペイ」ではなく「台湾です」と紹介した。バドミントン男子
ダブルス決勝では、台湾の選手が中国を破った。獲得したメダルは過去最多だった
2004年アテネ五輪(5個)の倍以上の12個となり、蔡英文総統は、台湾に戻る
選手団のチャーター機を空軍の戦闘機で出迎えさせ礼遇した。(産経 2021/8/23 01:00)