2021年08月03日(火)北斗

スターバックスが期間限定で発売している「地元フラペチーノ」。これがきょう8月3日で終了。

どこかしらあと1ヶ所くらいは飲んでみたいわね。そういう印象を持っている。

青春18きっぷを主な手段として利用した場合、一体どこの県に行く事が考えられるのか。

福島県:小山→水戸→いわき もしくは 小山→黒磯→新白河→郡山
新潟県:新前橋→水上→長岡 長野県:横川→(バス)→軽井沢

色々と考えるが福島県は全域で完売しているらしい。そして新潟県はあまりにも時間がかかりすぎる。

そうなると長野県という選択肢が残る。

そういう訳でおでかけ決定。荷物をまとめて出発して高崎駅に到着。

高崎駅では「そういえば群馬の地元フラペチーノをきちんと写真に収める」という事をまだしていなかった事に気づく。
今回の「地元フラペチーノ」は飲む前にきちんとした画質で撮影を実施するという内容を自分の課題にしている。

高崎駅周辺には何ヶ所かあるが何も考えずに高崎モントレーの店舗を選択。

さすがに開店して間もないのでお客様は少なめ。ただいつもだったらかなり混雑しているお店。
群馬のフラペチーノを注文して作っていただき、持ち帰りで受け取ってお店を出る。

どこで撮影するの?どこで飲むの?意外とこれ毎回考える。

撮影はまだ開店していないお店の一角にちょうどよい感じの台になる場所があったのでそこで。

飲む場所は高崎駅自由通路の途中にする。

高崎駅の自由通路には案内所の付近にデジタルサイネージの広告が展開されている。

とりあえずもうすぐ開催されるオートレースグランプリ(それとムーンライトチャンピオンカップ)の広告の元で飲む。

今回の広告は「何故そのフォントを選んだ?」という印象。オートレースグランプリと書いてある字体がダサい。
それとお盆の時期は稼ぎ時だから仕方がないんだがグランプリ以外のSGもやれよ伊勢崎みたいな感じになる。

ヨーグルトの少し酸っぱい味とホイップクリームの甘さが調和する。マンゴーピューレはやはり美味。
元々マンゴーが好きというのもあるんだけれども飲むのが進む進む。途中ストローでかき混ぜて味を混ぜると
ほんのり甘い感じの状態に変化してまた違った味が楽しめる。ホントどこの地域へ行っても美味しいよね。

さて飲み終わったので移動。新幹線を使う事も考えたがそこまでのお金はないのと
新幹線でパーッと行ってピューッと帰ってくるだけでは味気ない。ちょっとそれだと楽しくない。

世の中には47都道府県の地元フラペチーノをのむため「だけ」に行脚したとかいう人もいる訳だが
個人的にはそれだとつまらない。やはりその地域地域の特色を咀嚼するかの様にして理解して飲み込んで
あたかも自分がその地域の住民になったかの様な一体感を有する薫風の漂ういい男にならないとダメ。

その地域の空気を感じその地域の人々の様相を眺めてそれを愉悦とするにはやはり在来線を用いたい。

信越線に乗車して出発。目的地は横川駅。朝方の信越線(下り)に乗車したのはおそらくはじめて。
雨が降っていたのか空気が洗われてきれいな状態でコントラストのハッキリした景色が見える。
安中あたりまではある程度街並みが続いているが安中を過ぎるといよいよ以て自然の牙が顔を出す。

森やら山やら木々の波やら、樹海とは言わないまでもその熟語を思い出す様な景色が続く。

個人的には絶景だと思うよ。

横川駅に到着。この先まで昔は線路が続いていた。今はバスに乗り換えて軽井沢駅に移動する。
横川駅の出口からちょっと歩いて停車しているバスの元に到着。今回は結構古びた車両だな。
テープで止められたりしている場所もある。乗り込んで出発。「およそ34分かかります」。

ただ実際は交通事情にもよるけど早着する事が多い。34分というのは余裕を相当に持たせた状態。

出発してしばらくするともう絶景。周囲には樹海。「樹海を見上げたり見下ろしたりする様な景色」。
それらが延々と続く。登っていくにつれて樹海を「見下ろす」機会が増える。とにかく山山山山。

標高1000メートル地点を過ぎて長野県側に入る。多少まっすぐな道になったかな?と
思う様な「軽井沢チェーン着脱所」まで来ると軽井沢町の中心部に突入した事になる。

国道18号(バイパス)に別れを告げて県道34号に突入。北上してアンダーパスを通って右折して
国道18号に入って軽井沢駅入口の交差点から駅の方へと向かって軽井沢駅に到着。

今回は30分ぐらいで到着する事ができました。

バスの運転士に礼を告げて下車。料金は前払いなのでキッチリ大人520円分を支払い済み。
てかこれ500円ピッタリにまけてくれた方が嬉しいよね。なかなか難しいとは思いますが。

さてこの後の予定候補。

1:午前9時開店の軽井沢のスターバックスで地元フラペチーノを飲んでそれから帰る。

軽井沢を9時31分に出発する東京行きのはくたか号が9時47分に高崎に到着する。
だけど青春18きっぷじゃ乗れないし飲んで帰るだけじゃあまりにもつまらないし。

新幹線以外の手段を用いたとしても飲んで帰るだけじゃあまりにもつまらないので却下。

2:午前9時開店の軽井沢のスターバックスで飲んでからしなの鉄道で小諸方面へ向かう。

まぁ現実的な選択肢はこれでしょう。

ただ現実的な選択肢とは言え午前9時台の列車が9時43分発の長野行しかない。
お店も開いてない中で特にやる事が見つからない状況下で1時間近く待たされるのもなぁ。

そういう訳で結局は以下の方法を採用した。

3:午前9時開店の軽井沢のスターバックスで飲まずにしなの鉄道で小諸方面へ向かう。

8時53分の快速長野行き。これで小諸方面に向かう。
軽井沢駅始発の快速電車はこの1本を含めた1日2本しかない。

割と貴重な列車だな。

さてその列車で一体どの駅まで乗車するべきか。

1:小諸で下車して小海線に乗り換えて佐久平で下車。
2:上田まで乗車して上田で下車。
3:まさかの終点長野まで向かって長野で下車。

長野県内のスターバックスは佐久市、上田市、長野市のいずれにも存在している。
あとは「どこに行ったら一番面白いか」。次点で考えるのは「あんまりお金を使いすぎるのはよくないわ」。

自分の思考を支配しているのは基本この2つ。

高崎−長野で自由席特急料金は跳ねる。

逆に高崎−軽井沢、高崎−佐久平、高崎−上田の自由席特急料金は一緒。

長野からの上り方面新幹線はあさまでもはくたかでも次の停車駅は上田。
かがやき?高崎は通過するじゃあーりませんか。一度大宮にまで行けと?

そういう印象になるのでかがやき号は考えないものとする。

高崎−上田までの自由席特急料金と高崎−軽井沢の自由席特急料金は一緒。
だったら上田まで乗った方が個人的には「乗り得」と考える。

旅程を分割するなら「高崎−長野」「長野−上田」「上田−高崎」か。

高崎−長野(自由席:2,640円)

長野−上田(自由席:880円)
上田−高崎(自由席:1,870円)

上田で分割しても自由席特急料金は2750円で分割しなかった場合と比べても110円の差額しかない。

長野駅を発車する上り方面の新幹線で上田に行こうと思えばはくたか号かあさま号。
どちらに乗っても次の停車駅は上田になるんだからあさま号でも別に構わない。

上田駅から高崎駅に向かうなら準速達型のはくたかで向かった方が早く着く。

長野駅を発車した新幹線はくたかが上田に停車した場合の次の停車駅は佐久平か軽井沢。
佐久平通過は時々ある印象。逆に佐久平停車軽井沢通過なんて聞いた事がない。

佐久平に停車したら軽井沢にも停車する。佐久平を通過して軽井沢に停車する便は時々ある。

そうやって考えたら今乗ってるしなの鉄道の車両は小諸で降りてそこから先は18きっぷが
効力を発揮するJRの小海線区間で佐久平に向かうというのが18キッパーとしては無難だわね。

上田への旅行は長野市(長野駅周辺)とセットでいい。

そういう訳で「1」の選択肢を採る。しなの鉄道の最新型車両を小諸で下車。
しなの鉄道の「軽井沢−小諸」の切符を預けて改札を抜ける経路にする。

経路を決めてからしなの鉄道の軽井沢駅に置いてある券売機で往復切符を買う。
帰りの切符を買う時間がないかもしれない…という事で買える時はだいたい往復で買っている。

券売機にお札を入れて往復切符を購入。

「ゆき」の切符で改札を通って階段を降りようと思ったけどエレベーターも使ってみたいのでエレベーターで。
エレベーターでホームに降り立って自分の目の前に見えたのは115系の車両…ではなかった。

しなの鉄道と言えば個人的に115系を塗り替えた年期の入った車両の印象な訳だが
今自分の目の前に停車しているのは首都圏で走っていてもおかしくない最新型のそれ。

外観を撮影してから車内に乗り込むと車内には2021年製造のそれが告げられている。

こういう時には役に立つウィキペディア。

しなの鉄道SR1系200番台電車 クモハSR111-202 営業運転開始日2021年3月14日

まさか真新しい車両に乗るとは思っておりませんでした。

乗車して出発までしばらく待つ。発車時刻になったので扉を閉めて発車。
車内放送の英語アナウンスが東京メトロのそれと同じ声の人なので東京メトロに乗った気分も
微妙に感じられる自分を乗せて電車が進む。元々は信越線だったので複線が続く。
ただ時刻表を見ての本数を考えたら単線でもなんとかなるんだろうね。線路を外す手間を考えたら
複線のままでいいんだろうけど。やっぱり複線が活躍するぐらいの本数を走らせるだけの需要を
この長野県下で取り戻してみたいわね。最近の地方は人口減が続いていて面白くないので。

東京都心とかでは狭い土地でもバカ高いとかいう高騰が続いているんで
東京一極集中を排除する為にも(地域ごとに活性化する為にも)脱東京という世界を進めたい訳ですが。

快速の長野行きが快調に走っていく。高原といった趣の強い地域を駆け抜けていく。
15分ほどの運転で小諸駅に到着。小海線の出発時刻が近づいているので
駅舎や駅名標の写真を撮影する程度。あまり時間は取れない。

1番線にはピンク色したでっかい餅みたいなのがどーんと置いてある。

なんだっけこれ。少し考える。少し考えて思い出した。

アニメ「あの夏で待ってる」の主な舞台がここ長野県小諸市でピンク色したでっかい餅みたいなのは「りのん」。

※イチカがペットとして飼っている謎の生命体。頭の上に何かの草の双葉が生えている。

そのキャラクターのおみこしが駅に飾られている。

ただ2012年の作品なので落ち目に入っていてもおかしくはない。アニメで町おこしは割と長続きしない。

1:アニオタは移り気。次から次へと新しい作品が出てくるのでいつまでもその作品を好きでいる事は難しい。
2:アニオタはインドア派。あんまりこう作品の為に外へ出るという向きになる人ばかりという訳でもない。
3:小諸市自体の地盤沈下。やはり「新幹線が佐久市を通る様になってからの」小諸市の衰退は隠せない。

長野県も割とアニメの舞台になってるよね。

大町市(おねがいティーチャー)
上田市(サマーウォーズ)
小諸市(あの夏で待ってる)

パッと思いついたのはこんな所。

ひとつの作品でひとつの街「だけ」が舞台になる訳ではないが「主な舞台」としては上記の通り。

改札を抜けた先にも「あの夏で待ってる」の巨大広告が飾られていたりと力を入れている事がよく分かる。

改札を抜けて小諸駅の外観を撮影し割と短時間で今度は18きっぷを使って入場して小海線の乗り場に向かう。
しなの鉄道の乗り場よりも遠くにあるので階段による息切れは必須。いや普通に余裕をもって行動しろよ。

ところで「余裕をもって」の「もって」って「持って」?それとも「以て」?

日本語としては「以て」の方が正しいとは思うが自分的には「持って(余裕という概念と共に)」の方がしっくりくる。

割と時間ギリギリの乗り換えになって階段の昇り降りで息切れして
「乗りまーす!」とひいひい言ってる身では特にそう思うのでした。

小海線の列車は小諸駅を発車して途中の乙女駅にも停車する。この辺りまではしなの鉄道との並走区間。
並走というか線路が並んでいるというか。乙女駅を出発すると線路が分かれてあちらは平原こちらは三岡へ。

Vの字が印象的な駅舎の三岡を抜け佐久平方面へ。途中の中佐都では新興住宅地としての顔が覗く。
新しい家が数多く立ち並び最近出来たであろう集合住宅が散見される。建設中の現場も数多く見られる。

新幹線の停車駅から一駅という立地もあってなのか近年この辺りでは宅地化が進んでいる。

そんな中佐都駅を出発するとやがて列車は高架を走る様になる。そうなるとまもなく佐久平。
佐久平では新幹線が地上、小海線が高架。普通新幹線と在来線の関係は逆になる事が多い訳だが
佐久平の駅では珍しく新幹線が地上を走る。小海線の佐久平駅を降りた後は橋を通って駅舎に向かう。

この橋がまた長いんだ。結構な距離があると思うんだ。どうしてこうなった?と思う事もたまにあるんだ。

そういう事を思いながら歩く自分がいる。佐久平の蓼科口から降りて駅の外に到着。
元ジャスコなのでイオンの看板に「JUSCO」の跡が透けて見えるイオンモール佐久平のスターバックスで
長野の地元フラペチーノを注文して頂く事ができれば数多くある目的の中の最大目的は達成される。

出口から先は右斜め前方に向かって歩いていく。途中で北斗の拳のマンホールを目にする。
途中シャトレーゼやモスバーガーの姿も見かけながらイオンモール佐久平の裏側の入口より中に入る。

現在は開店前。正確には「全ての店舗が開店するのはまだ少し先」。なので営業前のテナントも
かなり多く(っていうか殆どがそれ)散見される状態のモール内を歩くのは割と珍しくて楽しいわね。

ある程度歩いたら営業しているスターバックスに到着。売り切れていたら大変だな。
そしたら片道3キロ程度歩いた先にあるもうひとつのスターバックスに行くしかないだろうね。

スターバックスの出入り口には長野フラペチーノの縦に細長い広告を発見。
「あと1日」という「1日」の数字はりんごを模した紙に書いてある黒板も発見。

「ありそう…?」という印象を抱いて入店。「長野のフラペチーノを持ち帰りでください」

「手渡しで大丈夫ですか?」

その一言に在庫がまだあった事を確認して割と安堵。サンクスウィークなので有料のカスタマイズが1つ無料。
お勧めを伺い「ミルクをアーモンドミルクにするといいですよ」との事なのでそれで注文。

通常アーモンドミルクへの変更は55円の追加料金がかかるがカスタマイズが1つ無料なので今回は無料。
アーモンドミルクにした場合は追加のレシートが発行されるのでそれを透明なプラスチックの小箱に入れる。

そういう訳でようやく長野まろやかりんごバターキャラメルフラペチーノを頂く事が出来るのでした。

自分の手元にはりんごとキャラメルとホイップクリームで彩られた長野県の地元フラペチーノ。

手に持ってイオンモール佐久平の外へ出る。これは夢やないんやな…。そう思っている自分がいる。

最近は「自分の目の前に起きている事は全て幻」
「自分の知らないどこかの誰かが勝手に与えた幻想の光景」みたいな事を考えてしまう事が割とあるので
自分のほっぺたをつねって「痛ぁい」とする事が割と増えている。もっともその痛覚も幻なのかもしれないが。

イオンモール佐久平の敷地の一角には草むらのある公園が存在しているのでそこで飲む事にする。

その前に撮影。絞って撮影。外はピーカンの晴天なので絞れる環境が有り難いね。
この手のフラペチーノの物撮りの際に絞りいくつぐらいがあれば満足?という問いかけに対して
換算42mmの焦点距離で撮影距離30cm近くの最短に近い距離ではF8.0ぐらいは欲しくなる。という回答が出る。

それがいくつか撮影してみての答え。

撮影後にようやくいただきますと飲み始める。

♪前奏

(●▲●)「ゆあショック!」

腹に7つのスタバを持つ男(ただ単に1都6県合計7種類のフラペチーノを飲み歩いてただけだろが)

それが8種類目を頂いた。

世紀末スターバックス伝説 フラペの拳

すりおろしたりんごバターはフラペチーノの底部に溜まっている。ある程度混ぜて均一化すると
りんごの甘酸っぱい食感とホイップクリームの甘さとキャラメルの少し塩気のある甘さが調和される。
アーモンドミルクに変えた事でアーモンドの風味とキャラメルの味が同調(シンクロ)する美味しさが生まれた。
このカスタマイズはホントお勧め。普通のミルクでも美味しいと思うけどアーモンドミルクはより官能的になる。

そういう訳でショック(衝撃)を受けるおいしい味に長野県の地元フラペチーノが上位人気になるのも頷ける。
どこのフラペチーノもおいしいので特段自分は順位をつけようとは思わないが人気になるのもよく分かる。

そういう味のフラペチーノでした。

(●▲●)「お前はもう飲んでいる」

北斗の拳の原作者の武論尊さんが佐久市出身。

佐久市の市内循環バスにも描くぐらいの状態でバスが半ば族の集会用のクルマみたいになっている。

(●▲●)「頭をモヒカンにして『ヒャッハー!』とか言って(バスに)乗り込まないとダメですかね」

普通に乗りましょう。

飲み終わったので店内に戻ってプラスチックのカップを分別して改めて退店。
それから近隣の店舗を覗いてみる。いつのまにかベイシアの服売り場の方の建物が
セカンドストリートに変わっていた。ベイシアで服売らなくなったんや…みたいに思って少々驚く。

やっぱりしばらく来ないでいるとその間にも街は変わるわね。

そんな事を思って今後の計画の為に街を少し散策する。「あぁーなるほど〜」と思う事が沢山あった。
それから佐久平の駅近くのケーズデンキに立ち寄ってテレビ売り場へ。

自分が普段生活圏としている場所「以外」だとテレビ局が地元ローカルのそれになる。

長野県の電力供給は中部電力。自分の中で電力会社といえば東京電力なので違和感というか
普段の生活圏とは異なる環境に今自分は立っているんだなという事を改めて思う。

そうした環境を味わってみるのもまたひとつの楽しみ。

とは言え今この時間帯ではどこもかしこも傷だらけ…じゃなかった東京オリンピック中継だらけなので
特段「地元って感じの番組」はやっておらず。

それでもテレビに表示される局名がテレビ信州だったり信越放送だったり
長野放送だったり長野朝日放送だったりするのでやっぱり長野県に来たんだなぁという感じはするわね。

「3」を押しても何も映らない。群馬県なら群馬テレビ、埼玉県ならテレビ埼玉が映る番号を押しても
「3」は登録されていませんみたいなある意味では無情の表示にここは関東圏ではない事がよく分かる。

ケーズデンキを出発してからは佐久平駅の方に向かって歩いて「佐久の草笛」に入店。

「佐久市って何がおすすめなんですか?」『おそばがおいしいです』

その言葉を思い出す自分は佐久市に訪れた場合は必ずおそば屋さんに訪れる様にしている。
今回は前回の来訪では訪れられなかったおそば屋さんという事で割と話題のおそば屋さんへ。

何が話題なの?

量が多い。大盛りも注文できるけど大盛りにするとメガ盛りみたいな形になるので
外食店の通常の「よくある量」で考えると大変だから普通に食べる分には普通に注文した方がいいよ。

そういうお店。

営業中との看板は立てられてあったが現在の時刻は午前11時の少し前。
佐久の草笛は午前11時開店。なので今は名前を受け付けている段階。なので少し待たされる。
まぁ先に名前を書いておけば大丈夫。なので名前を書いて開店まで店内でしばし待つ事に。

どこかのニュース番組を映しているテレビ(自分はその内容には興味が持てない)を見ている
数組のお客様が自分よりも先んじて名前を書いていたので早めに来て正解だったと改めて思う訳で。

そして午前11時になったので開店。自分が名前を呼ばれて座席を案内される。

「ごゆっくり」みたいな事を言われたけれども人気のお店なので早めに出ないといけないなぁと考える。
割と早めに注文する内容は決めてあったので結局は一番安いそばを注文。それが680円。

この値段を覚えておいてくださいね?と誰に伝えるでもなく告げてみる。しばらくしてそばが運ばれた。

680円とは思えないボリューム。やはり「草笛」は量が多い。それを改めて思う感じで山盛りのそばが運ばれた。

もちろん食べきれる量なので問題ありませんが普通のお店なら大盛りと称してもおかしくない量が
普通の量としては運ばれて来るのは事前にその情報をつかんでいないと面食らうよね。

いただきます。

味は普通。特段香ばしいとかうま味を感じるとかそういった事もなく。ただ量が多いし普通に食べやすい味なので
「普通」という事が実は一番の長所。おいしいおいしいとか思いながらどんどん食が進むのは隠れた長所。

薬味もガンガンいただきますわさびぎゃああああみたいな形で「あべし」「ひでぶ」などのセリフが口から出そうな
感覚で薬味からの攻撃を受ける雑魚キャラ状態でおそばを食べる。最後はそば湯も全部飲んでごちそうさまでした。

自分が食べている間に席が埋まる。おそらく全部埋まってる。たぶん待っている人もいる。

そういう感じの人気店。新幹線の停車駅から近いのか、それともこの盛りの量の多さを求めて来ているのか。
大食いの人には嬉しいだろうね。そういえば店内には芸能人のサインもたくさん飾られておりました。

支払いを済ませてお店を出る。出る頃には待っている人も何組か。「すまねぇもう少し早く出ていれば」。

そんなセリフが展開される状態でした。「佐久の草笛」を出た後には小海線に乗車をしに佐久平駅へ。
ここで岩村田駅に向かう事も考えなくもないがいや佐久平駅の方が近いのでそちらの方へ。

蓼科口から階段を上がって駅へ入り小海線のホームまでの長い橋を渡って小海線のホームへ。
入ってきた電車…じゃなかった汽車、気動車、ディーゼルカーはハイブリッド形式のそれ。

まさかこれにまた乗れるとは思っておりませんでした。どの様な形式が来るのかを
事前に調べるという事は特にしないのでどの形式が来るのかはぶっちゃけた話運次第。

乗車して出発。岩村田駅へと向かう。いや「小淵沢方面」と言った方が適切なのか。

(●▲●)「小淵沢って聞くと『報瀬ぇぇぇぇぇっ』って思うよね」

どうして彼女の名字がよくある名字ではなく「駅名」として有名な「小淵沢」になったのか。

(●▲●)「よくも悪くもざーさんの代表的キャラだと思うわ」

(●▲●)「なお異論反論が大量に飛んでくる模様」

1(中)ぽてまよ(ぽてまよ)
2(遊)千石撫子(化物語)
3(三)椎名まゆり(シュタインズゲート)
4(一)小淵沢報瀬(宇宙よりも遠い場所)
5(右)立華かなで(Angel Beats!)
6(左)中野一花(五等分の花嫁)
7(二)赤血球(はたらく細胞)
8(捕)カミナギ・リョーコ(ゼーガペイン)
9(投)シャルロット・デュノア(インフィニット・ストラトス)

花澤香菜さんのキャラクターで打線を組んだら自分はこんな感じになる。

小海線は宇宙(そら)よりも遠い…いや、宇宙(そら)に近い場所を走行する。

JAXA臼田宇宙空間観測所(臼田町→佐久市)

野辺山駅(JRグループの駅及び日本の普通鉄道の駅としては日本一高い地点に位置する)

小淵沢行きの列車なのでこのまま乗り続けていたら終点の小淵沢駅まで到着する事が出来るが
その後の行程が目茶苦茶になるので今回は無理。

小淵沢駅が存在しているのは「北斗市」…じゃなかった「北」の「杜」と書いた「北杜市」。

「まだ北斗の拳ネタを引きずっているんですか?」
「実際に北海道に『北斗市』が存在しているのよ」

北海道北斗市(ほくとし):2006年2月1日の新設合併で誕生。「新函館北斗駅」は北斗市にある。
山梨県北杜市(ほくとし):2004年11月1日に発足。2006年3月15日に北巨摩郡小淵沢町を編入。

現存している「同じ読み方の市」で今回の旅程に関係してきそうなのは「ほくとし」という事で。

そんな事を考えている間に列車は臼田駅を発車する。

駅名は「こぶち『ざ』わ」。地域名としては「こぶち『さ』わ」。

軽井沢と同じで「かるいさわ」「かるいざわ」の複数の読みが存在していたが現在は「かるいざわ」が主。
ただし北杜市の方では現在も「こぶちさわ」「こぶちざわ」と複数の読み方が存在している。

どうしてよりもいの彼女は「こぶち『ざ』わ」になったのか。

どうして彼女の名字がよくある名字ではなく「駅名」として有名な「小淵沢(こぶちざわ)」になったのか。

そんな事を考える自分を乗せた列車は小淵沢方面へと進んでいくがそこまでは乗らない。
途中の羽黒下で下車。次の小諸方面への列車は30分後ぐらいに到着予定。

「何駅で交換待ち合わせを行うのか」「小海駅」。

小海駅まで乗車すれば即反対方面の列車に乗れるが乗り換え時間が数分しかなく
その間に何が出来る?と考えた場合実質何もできないままで終わる。

列車の時刻表を眺めて、上り方面の小淵沢方面の列車を降りたその数十分後に
下り方面の小諸方面に行く列車に乗ったらちょうどいい塩梅で戻れるよね。

そういう訳で羽黒下で下車。佐久穂町の中心地域(だと勝手に思っている)の駅。
降りて比較的交通量の多い道路に出るまで少々歩く。少々歩いて該当する道路に出る。

山に囲まれた中で護岸工事の部位も散見される千曲川が流れているその脇の道路沿いにガスト。

ガスト、マツモトキヨシ、ツルヤ、モスバーガーといった飲食店やスーパーマーケットが並ぶ。

ツルヤは「佐久穂町ショッピングパーク・ラーチ(LARCH)」の一角として存在。

ツルヤは割と「ショッピングパーク」の名称を使用するよね。※例として「前橋南ショッピングパーク」。

群馬県内のツルヤ2店舗はどちらも最近の出店なので店舗としては割と新しめだが
佐久穂町のツルヤは普通にオンボロのそれ。逆に言えばそれだけ歴史を紡いできたという事で
言い方は悪いが「古いツルヤ」に企業としての歴史を感じさせる。

さっそく入店して商品を購入する事にする。そうですねぇ飲み物とか飲んでみたいですねぇ。

ヤツレンが製造している「信州八ヶ岳 ジャージーのむヨーグルト(450g)」を購入。

なんか248円ぐらいしたぞ。割と高いわ〜。なんて事を思いながら飲んでみる。
やっぱりジャージー牛乳が使用されているので味が濃い。かなり濃厚なヨーグルトの味わい。
普通においしいおいしいとか言って我慢する事もせずにグビグビと全部飲んだ。

「ぷはぁーうめぇ〜」の様な感覚。どうせならCV花澤香菜でどうぞ。

飲み終わってから羽黒下の駅に戻ってホームで小諸方面の列車を待つ。
やがて到着した小諸方面の「八高線でも走ってる色合いの」列車に乗車して佐久平駅に戻る。

残りの時間は何をするの?「それはもう決めている」。

佐久平駅に到着して何度目かの長い橋を渡って何度目かの蓼科口で降りてがってん寿司へ。

長野の地元フラペチーノを飲んだ後に街の中を散策した訳でその時に「あとで寄りたいお店」を
何店舗か見繕っていたのでそのうちのひとつ。自分「がってん寿司」は利用した事なかったんで。

「(お値段が)高そう」「自分が訪れる場所に(お店が)ない…」

RDCが聞いたら卒倒しそうな事を考える体たらくなので今まで訪れた事がありませんでした。

株式会社アールディーシー(RDC) ※「がってん寿司」を運営する会社

そういう訳で開店祝いの飾りが飾られている状態でのがってん寿司に入店。

がってん寿司佐久平店(2021年7月21日に開店)

自分がってん寿司は今まで入った事がないので商品や注文システムに関しては無知。
とりあえず店員さんのいう事をホイホイ聞いてからタッチパネルで注文。結局はまぐろといか。

だいたい自分はお寿司屋さんではまぐろといかばかり注文するよね。

タッチパネルで注文してから職人さんが握って皿に乗せてその皿をお客様にお出しするシステム。

魚べいみたいにレーンで運ばれてくる訳ではないので注意。

味は普通においしいわ。元々佐久地域は川魚である鯉が魚料理の主役という事で海魚は
海なし県でしかも海から遠い長野県という事もあって海魚とは縁の薄い地域なのに
今はこうして配送技術が進化して海魚でもおいしく(佐久市で)頂く事が出来る様になったんだから
文明というか、山を貫くようにして上信越自動車道が通っているおかげというか。

舎利は職人が握るので不規則な崩れ方をする傾向。ネタは色濃く身が詰まっているので口の中で抵抗感。

普通においしいのでそれ以上の感想が出てきませんわ。食べ終わってお茶を飲んで会計を済ませて退店。

がってん寿司を食べ終えた後はイオンモール佐久平でお菓子を購入。
和泉屋菓子店が1階に出店しているのでそこで購入。おいしいんだけれども値段が高い。
1個あたりあと10円もしくは20円値下げする事ができたら天下を取れるわ。

今回は「鯉ぐるま」と「桃の入った大福(商品名失念)」を購入。どちらもうまいわーと思いながら早速食した。

それからイオンモール佐久平のテナントでウインドウショッピング。

「BRICK HOUSE by Tokyo Shirts」の店内には自分好みの色をしたネクタイとか売られていて楽しいわね。
さすがに今回はシャツやネクタイを買いに来た訳ではないのですがデザインの洗練された商品が多いので
自分の中では割と評価の高いシャツ屋さんという事に相成りました。

それから2階の家電売場に立ち寄ってテレビ売り場。この時間帯だったら「ずくだせテレビ」がやっているか。

やってるやってる。

やっぱりこの手の地方ローカル番組を見るとその地域に来たって感じになるよね。

テレビCMも軽井沢・プリンスショッピングプラザのローカル色の濃いものが流れていたりと群馬じゃ見ない。

そういう訳で今やかなり珍しくなってしまったTBS系列局の「ローカル局制作」によるお昼のワイドショー番組。

ちちんぷいぷい(MBS毎日放送)も今年の春で終了し「ゴゴスマ(中部日本放送・CBCテレビ)」が天下を取った。

天下を取ったというべきか、テレビ局の制作費の減少と制作体制の縮小化。
自社で無駄に金のかかるワイドショーを制作するよりも他局からのネット受けをした方が楽だからとかいう理由で
TBSもMBSも「CBCに押しつけた」というべきか。

その流れに他の地域のTBS系列のローカル局も乗っかって同時放送のテレビ局が増加した。
今や「ゴゴスマ」を放送していないテレビ局の方が珍しいとかいう現象が発生。

「ゴゴスマ」を放送せずに同番組の放送時間で自社の制作番組を放送している珍しいテレビ局がSBC信越放送。

SBCハウジングパークが佐久平駅の近くにあったりと目にする機会も多いので
長野県に本社を置くローカルテレビ局の中で個人的に一番最初に名前が出るのがSBC信越放送。
っていうかテレビ信州でも放送している「ミヤネ屋」がクソつまらねぇというのもある訳だが
自分が長野県民でこの時間帯にテレビを見られるんだったら「ずくだせテレビ」一択だわ。

SBC信越放送がずくだせテレビを遅らせて空けた時間にゴゴスマを放送するという手段もなくはないが
ずくだせテレビを遅らせるとテレビ信州の「ゆうがたGet!」と時間が被って数字(視聴率)で負ける。

それから2階のフードコートで水を飲んで休憩。休憩後には食品売り場で飲み物でも買っておこうかしら…?
みたいな事も考えたけどいやそれならもう一度スターバックスに立ち寄って長野の地元フラペチーノが
まだあるなら注文してみようかしら。1人で何杯も注文すると他のお客様の分が減ってしまうので
そこは兼ね合いという事で。まだ在庫に余裕があるならもう1杯という事で行ってみましょう。

そういう訳で店内を歩いて再びスターバックスへ。どうやら在庫には余裕がありそうなのでそれならもう1杯。

ミルクをアーモンドミルクに変えホイップを増量してもらった状態のカスタマイズで持ち帰りを選択。
飲んだ印象はとにかく美味い。これは人気が出るのも分かる。りんごとキャラメルとホイップが調和している。

終了する前に飲む事が出来てよかったわ。改めてそう思った。

さてそろそろ帰宅するべき頃合いに突入したので帰宅の途につく事にする。

佐久平駅から小海線に乗車して小諸駅に到着。小諸駅でしなの鉄道に乗り換えて軽井沢駅に到着。
軽井沢駅から10分程度で出発するバスに乗車して横川駅に。帰りの光景もやはり森の中。
鬱蒼と生い茂った樹海の中を下りながら突き進むバスには敬服の印象が漂う。

帰りに乗車したバスはUSBのコンセントがついていたのでモバイルバッテリーなどの充電も可能だった。

バスは予定時刻に近い頃合いで横川駅に到着。この時間帯では「峠の釜めし」の荻野屋は営業していない。
最近の「峠の釜めし」は包み紙も色々あったのね。最近だと「鬼滅の刃」のキャラクターとコラボした紙がある。

そうした包み紙を見せているケースを見てから横川駅の改札を入ってホームへ。
高崎駅からやってきた列車は折り返しの高崎行になるので早速乗車。

乗車して10分ぐらいもすれば出発時刻。すっかり暗くなった信越線の車窓を見ながら高崎へ向かって帰宅。

2021年08月03日(火)20時27分11秒