東武本線乗り放題デジタルきっぷの発売開始を紹介する人はいるが旅程の提案をする奴はほぼいない。
1:乗り降り自由な範囲がここまで広い範囲で存在している切符は過去見当たらなかった。
とある地点からとある地点への遠距離移動よりも、とある地点からとある地点、またその近くのとある地点と
近隣を移動して街を散策するという使い方の方が適している。
例:せんげん台→新越谷→草加
急行停車駅の駅周辺を散策する。という使い方。
2:東武鉄道には複数の路線がある。
複数の路線のひとつを選んでその路線の停車駅を降りて散策する。という使い方。
例:大宮、岩槻、春日部、南桜井、清水公園、野田市
野田市駅の近隣に存在している「キッコーマンもの知りしょうゆ館」が休業中なのが惜しい。
3:正直どこかで宿泊した方がいいよ。その方が身体への負担が少ない。
あとは「どこで」宿泊するか。
浅草東武ホテル(2020年10月8日開業)
いわゆるコロナ禍の状況下で開業した。苦境が続くがもう回復傾向に入ってもいい頃合い。
リッチモンドホテルプレミア東京押上(スカイツリーにすごく近いホテル)
東武の切符の話をしているのに京成のビルにあるホテルを候補に書いてみるのもアレだが。
スーパーホテル上野・御徒町(東京メトロ日比谷線「仲御徒町」駅5番出口徒歩20秒)
秋葉原駅から近い。それでいて秋葉原駅周辺「ではない」宿泊施設。
秋葉原駅から近い宿泊施設だと料金が高くつく。なので秋葉原駅から少し離れた所を選択する。
以上がパッと思いついた範囲で「利用するかもしれない」として調べていたホテルの一例。
4:「館林駅東口から板倉東洋大前駅西口」のバスが有効活用できるかもしれない。
東武伊勢崎線→東武日光線は東武動物公園まで行かないと鉄路だけで乗り換える事は不可能。
群馬から栃木方面へはJR両毛線という選択肢もあるし割とそちらの方がメジャーではあるが
料金面を考えたら「館林まではこのデジタルきっぷで移動してからのバス移動」もなくはない。
館林駅東口(08:00)→板倉東洋大前駅西口(08:35)
料金もそこまで高くない。
5:東武スカイツリーラインはJR山手線とは接続していない。都心も都心、超都心へはどうやって行くのか。
JR山手線内を目当てとは「しない」行程を組む。もしくはJR線との接続駅を利用する。
◎北千住−(JR常磐線)−日暮里
○亀戸−(JR総武線各駅停車)−秋葉原
▲大宮−(JR湘南新宿ライン)−池袋
△大宮−(JR上野東京ライン)−上野
東武鉄道の駅からJRに乗り換えて、JR山手線の範囲内の駅に向かうには以上の様な乗り換えが想定される。
こうした形でさまざまな旅程への解決策になる事象を紹介してこそ今回の珍しい切符に真の価値が出る。
以上。