楽天6−4広島 楽天15安打、広島13安打。実に合計28安打が飛び交う乱打戦の一戦となった。
楽天の先発が早川で広島の先発が高橋。
(●▲●)「オートレースかな?(すっとぼけ)」
字面だけ見れば伊勢崎オートレースを思わせる様な姓の対決は早川が辛くも逃げきった。
……。
雛が孵化する直前の様な胎動がこの一戦には現れている。
敗戦こそ喫してしまったが若手の1軍半の選手の奮闘に名優とも言うべき顔となる選手が続々と帰還。
病み上がりから回復していけばあとは上がり目しかない。
若手とベテラン、中堅の融合。
いよいよ新しい時代の広島東洋カープの一端が見えた。
……。
あとはもう一工夫を凝らせる事。「勝つ為の策」を実施する事。
・投手
曲がりの大きい変化球を用いてストライクゾーンを広げろ。どんなクソボールでも「振ったらストライク」。
始球式でアイドルの女の子があさっての方向に投げても打席に立つ打者が温情で空振りしたらストライク。
そういう状況は割とよくある話な訳で。相手に狙い球を絞らせない事。相手に気持ちよく振らせない事。
その為にはボール球上等とした変化球を用いてストライクゾーンを広げる事。
相手を振らせろ。振ってさえくれればストライクゾーンは無限に広がる事になる。
・打者
きれいに打とうとしすぎるな。打者の打率なんてよくて3割(と少々)。
打てなくて当たり前という状態の中で率を残すにはやはり脚力を磨く事。
ボテボテの当たりでも内野安打。打者9人全員が羽月並みの脚力を身につけたら相当に強くなる。
ボテボテの当たりの内野安打。2塁への盗塁成功。3塁への盗塁成功。実質スリーベースヒットになる。
駿馬の様な脚を作れ。駿馬の様に脚を磨け。
・心理
相手を制圧するという行為に対して「勝つ」ではなく「負けるな」という意識を持つ事。
「負けるな」という意識を自然発生で持つ事。勝つという意識ではなく「負けを否定する意識」の方が猛き者になる。
以上。