[ 阪神2軍施設移設へ ] 阪神電鉄、阪神タイガースが21日、尼崎市の小田南公園への
阪神ファーム移設に関して、同市と公園の整備・管理運営の実現に向けて、基本協定を
締結したことを発表した。阪神タイガースのファーム施設誘致を13日に尼崎市から
正式に申し入れを受けたことで協定締結の運びとなった。阪神電鉄は小田南公園北側の
公園供用部分にタイガース野球場、タイガース練習場、小田南公園野球場および
一般園地を建設し、尼崎市に寄付。市はこの部分に関する営業権を阪神電鉄に
付与する形となる(球場名はいずれも仮称)。また小田南公園南側の公園未供用部分に
室内練習場、選手寮・クラブハウス、駐車場などを建設し、阪神が専用使用する。
来年12月に着工し、2025年2月に供用が開始される予定となっている。関係三者は
公園施設等などを活用し、尼崎市の地域活性化のための連携イベントの実施などについて
相互に協力するという。阪神の2軍施設については、西宮市にある現在の鳴尾浜球場が
手狭なことなどから移転を検討。尼崎市と阪神電鉄が協議を続けていきた。
尼崎市は住民アンケートの結果を踏まえ、新たに近隣に多目的広場や公園を
整備する計画案も示している。(デイリー 2021.05.21)
大物駅(だいもつえき)は、兵庫県尼崎市大物町二丁目にある、阪神電気鉄道の駅。