2021年04月03日(土)圧力

[ 通話料も?携帯に値下げ圧力 ] 携帯通信各社の従量制音声通話料に対する値下げ圧力が
強まりそうだ。総務省はこの料金が10年以上変わっていないと指摘。有識者からも問題視する意見が相次ぐ。
実際に大手3社の音声通話事業の利益率は高止まりしており「通信会社はもうけすぎだ」との批判が
再燃しかねない。各社はデータ通信料を引き下げたばかりで収益への影響が懸念される中、
かけ放題などの通話関連サービスの見直しを迫られる可能性がある。(ニュースイッチ 4/2)

圧力で料金を下げさせるのは好ましくない。

技術的進化とサービスの補完で低コスト化を実現した上でその利益を還元する。

そうした形での値下げが好ましい。

SIPを通話に使えばいい。

1:Androidは音声まわりの実装にバグがある。

OpenSL ESではなくJavaを使用しないと音声に雑音が入る。

2:SIPでNATを超えるのはSTUNが必要。

越えるのが一番難しいSymmetric NATは使用禁止。
Full cone NATとPort-Restricted cone NATを多数派にする必要がある。

3:CSipSimpleをよりシンプルにしたアプリの開発。

必要のない設定項目は画面から削除。もっとシンプルに出来る。

4:通話パケットのDSCP値を46に設定。

通信会社側で通信パケットの種類に応じて優先順位を変更する事は可能。
音声パケット(RTP)のDSCP値を46にしてパケットロスのない通信に変える事。

こうしたアプリ開発とサービスの向上でSIPによる音声通話を実用化し
現在の050plus並みの通話料金を実現する事によって値下げを行えばいい。

「固定電話へは3分8円」
「携帯電話へは1分8円」
「違うグループに属している050番号への発信は1分8円」
「同じグループに属している050番号への発信は無料」
「海外への発信は海外の固定電話への発信は1分8円」

RCSとは異なりSIPは以前から開発が進められた技術。だからこそ使い勝手に安定感が出る。
050番号は便利なのに忘れかけられている。だからこそ復活させるだけの理由がある。

RCSの通話部分はSIPの形式を内包していると言ってもいい。
楽天モバイルはRakuten Linkを使用したRCSによる通話を安定させる為に
音声パケット(RTP)のDSCP値を46にして通信しているのでは?という挙動を見せる事がある。

実際の所は知らないが。

高コスト体質にならざるを得ない回線交換を圧力で値下げさせるよりも
こうした低コストで通話が可能な仕組みを有効活用した方が無難。

以上。

2021年04月03日(土)14時56分06秒