「OCNモバイルONE、1GB770円からの新料金プランを発表」という事でようやく新料金が発表された。
料金はいずれも税込価格。
最安値は1GB770円の音声プラン。1GBの高速通信が可能な容量のプランではSMSとデータのプラン、
並びにデータのみのプランは提供されない。
データ専用プラン、もしくはデータ+SMSのプランが提供されるのは
3GBの高速通信が可能な容量のプランからとなる。
3GB(データ858円、データ+SMS990円、音声990円)
SMS付きのプランと音声プランが同額。
事実上の「音声プランの優遇」。
最近の新料金はその優遇が流行になっている。
音声通話の料金は2021年4月7日からプレフィックスによる専用の番号をつけなくても
30秒10円で発信をする事が可能になる。OCN光モバイル割は毎月200円。
これで主要なMVNOの値下げ後の料金がすべて出揃った。
……。
1:MVNOはキャリアのオンライン申し込み専用プランと重複する部分とは戦う気がない。
「そこそこ使う人向け」のサービスへと矮小化された。
2:音声プランへの誘導が進んでいく。
データ+SMSプランと音声プランが同額、もしくはそれに近い料金設定なら当然後者。それが主流。
3:帯域をどれだけ買えるか?という予算の確保がより重要になる。
顧客から集めた金で不良品に近い安かろう悪かろうの海外端末の在庫を増やす無益な行為。
それをどれだけ止められるか。シャープ(ブランド)とソニー(ブランド)をどれだけ買いつけられるか。
4:通信の最適化(笑)とかやめてくれよ?
通信品質に改めて目を向けさせる。安かろう悪かろうではダメ。価格にしか注目させない流れには反吐が出る。
5:1GBプランはもはやまやかし。
通信するデータの肥大化によって1GBではもはや足りなくなった。「2GBから」にするのが良心的な状態になった。
結論:IIJには特にがんばっていただきたいが自己変革と改革意識を抱けるかどうかと言われたらかなり難しい。
このままNTTグループが勢力を強めていくだけで終わるのは面白くない。
やはり、ある程度の好敵手が居てこそ世の中は盛り上がる。
NTTの勢力に対抗するインターネット事業者。となるとIIJにその役目を背負ってもらう流れが楽しくなる。
あとはIIJがどれだけ自己変革できるか。「安かろう悪かろう」から脱却し、最適なサービスを最適な料金で提供。
「快適な通信をしてもらおうと思えばやっぱりある程度のお金はかかるんだよ」と正直に伝える事が必要。
2GBの音声プラン月額1480円(税込)。
これぐらい取れたら、まぁ快適にはなるだろうな。
IIJが自己変革できなかったらIIJはこの世に存在しない企業として扱うしかない。
以上。