「固定電話」を置くことはステータスの一種になるだろうか。キャリコネニュースが3月10日に配信した
記事「やはり持ち家は必要なのか『郊外では持ち家と固定電話はステータス』『賃貸よりも満足感ある』という声」が、
ネット上で話題になった。記事では、持ち家の"必要派"と"不要派"それぞれの声を紹介しているが、
とりわけ東京郊外で暮らす50代男性の言葉に注目が集まった。
固定回線があるから偉い、固定回線がないから偉くない。
そうした他人からの評価が示す概念で必要か不必要かと言われたら不必要。
ただし固定電話そのものは必要。
1:一言で言えば「枯れた技術」。だからこそ使いやすくなる。
受話器を取って相手の電話番号の数字を押して発信。
相手が出れば会話して終了したら受話器を置く。
相手が出なかったら今は出られないんだなと分かって受話器を置く。
こうした一連の使い方の習熟度。老若男女が普通に使える。
携帯電話だとハード面とソフト面のUI(ユーザーインターフェイス)の難しさで躓く事になる。
2:「携帯電話からの通話は有料です」と相手先が有料か無料かの制限を設けている場合がある。
携帯電話ではかけられないフリーダイヤルなどの制限が存在する場合がある。
3:外出時に携帯電話にかかってきた電話は意外と取れない。
外出時に電話をうけると周囲の騒音で相手の音声が聞き取りづらくなったりして大変。
じっくり腰を据えて話をする場合には固定電話の方が都合がいい。
「急ぎじゃなかったら固定、急ぎだったら携帯」と連絡先を分けてもらった方が楽というのもある。
4:最近の固定電話の維持費はそこまで高くない。
光回線とセットで契約して使用するひかり電話の基本料が月500円。最低費用はそこから計算する。
5:HGW(ホームゲートウェイ)単体でIPv4 over IPv6が使用可能なv6プラス等の通信にはひかり電話の契約が必要。
v6プラスやOCNバーチャルコネクトなどHGW単体でIPv4 over IPv6接続を行えるサービスに接続するには
ひかり電話の契約が必要。ルーター単体で接続するには本体もACアダプタも大きい商品を使う必要に迫られる。
ひかり電話なし:ONU+IPv4 over IPv6に対応している大型Wi-Fiルーター
ひかり電話あり:HGW+IPv4 over IPv6に対応していない小型Wi-Fiルーター(ブリッジモード)
小型Wi-FiルーターならWG1200CRという名機があるけど
ACアダプタも巨大化しがちな大型Wi-Fiルーターで名機って何がありますか?
「割と低価格で手に入れられる」「クアルコムチップ内蔵」
「角張ってなくて設置しやすい外観」「場所を取らないACアダプタ」。
実は「ない」。上記の条件に適合した各種IPv4 over IPv6接続を行える大型Wi-Fiルーターの名機は意外とない。
「WG1200HS4」が比較的それに近いがクアルコムチップは内蔵していないので全ての条件には当てはまらない。
そういう訳で現状の機械や現実的な対応を考えた場合むしろ固定電話のプレゼンス(存在感)は上がっている。
以上。