[ ロック原則禁止へ ] 総務省は27日に開いた有識者会議で、携帯大手が端末を自社回線でしか
使えなくするSIMロックを原則禁止にする案を示した。利用者が携帯会社を乗り換える障壁をなくし、
価格競争を促す。(産経 2021.1.28 00:03)
(●▲●)「バカかな?」
1:キャリア端末はその携帯会社に合わせた対応バンドになっている。
だから携帯会社を別の会社にすると対応しているバンドとのズレが生じる。
バンド19に対応しているドコモのスマホにauのSIMを差す?
auの電波はバンド19に対応していない。こうした形でズレが生じて使いづらくなるだけ。
2:キャリア端末はその携帯会社に合わせたソフトを有している。
「ドコモ向けサービス」に対応したキャリアアプリが入っていて削除も無効化もできない。
そうした形でキャリアに合わせた形を取っている。携帯会社を変更したらそうしたアプリが邪魔になる。
3:料金だけで比べる時代はもう終わり。
基本的に日本の携帯会社の電波は「ドコモ1強」。
とある場所で全く同じスマホを2台所有し、片方にドコモのSIM、もう片方にauのSIMを差した状態で
電波を掴み、その状態で同時に速度を計測した場合の速度差は大半の場所でドコモの方が高速。
例:なんとか病院の待合室
ドコモ(バンド19を単体で掴んで下り20Mbps程度の速度で通信)
au(バンド18を弱々しい状態で単体で掴んで下り3Mbps程度の速度で通信)
同じ場所での同時計測でこうした違いが発生する。
「電波の強度」「エリアの構築の仕方」「吹かせている電波の種類」などが原因で、
ドコモ回線の方がau回線よりも速度が出る事が殆ど。
場所を変えて10回計測したら8回はドコモの方が早くなる。
同じぐらいの料金だったらドコモの方が通信品質が上な分使い勝手が良くなる。
KDDIはドコモよりもよっぽど安くしないと勝ち目はない。総務省はこうした現実から目を背けるな。
……。
結論1:価格競争そのものが不毛。ある程度お金が掛かるのは当たり前。
結論2:正直競争は成立しない。条件馬とオープン馬が同一斤量で走る様な物。
結論3:携帯端末の中に入っているアプリの状況も見ないで何が乗り換えだバカか。
総務省が常に上から目線で無能なやり方を押しつけている点にこの国の携帯事情の不幸が見える。
以上。