2020年12月03日(木)滝野

[ プロ初安打が“花火騒動”の中日・滝野 嵐に感謝 ] 中日の滝野要外野手(25)が3日、
ナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、26万円減の年俸624万円(金額は全て推定)でサインした。
2年目の今季は出場10試合にとどまり「打撃でチームに貢献できなかった。
1軍に上がらないと分からなかった課題がある」と振り返った。今オフは個人でトレーナーと
契約を結び、体の柔軟性を高めた上で体を大きくする計画で「来年はキャンプスタート初日から
100%の力を出してアピールして、2年間開幕1軍に入ったことがないので、
そこを目標にやっていきたい」と意気込んだ。2年目の今季は10月24日のヤクルト戦(神宮)で
プロ初安打。同じ時間帯に隣接する国立競技場で嵐が無観客ライブを収録中で、
演出に使われた花火が、プロ初ヒットを祝福するように盛大に打ち上がり、話題を集めた。
「花火が上がるという話は試合前から耳に挟んでいたのですけど、2ストライクと追い込まれた時に
花火が視界に入ったので、2ストライクまで緊張していたが、視野が広がって力が抜けた。
良い方向に行った」と笑顔。「塁に行って上がっていて、嬉しかった」と盛大な演出を喜んだ。
試合が中断するなど、演出方法に批判も集まったが「悪い感じの言い方をされる方もいますが、
僕は嬉しかった」と嵐に感謝の言葉を述べた。さらに「テレビのワイドショーで特集をやっていたみたいで、
それを見た人達からヒットを打ったことを知ってもらい、連絡してもらえる件数が増えた」と
思わぬ効果があったことも明かした。

◇滝野の初安打“花火騒動”中日・滝野の名前を広めたのは、神宮球場で行われた
10月24日のヤクルト−中日戦だった。7−2とリードして迎えた6回の中日の攻撃の時。
代打で登場した滝野がヤクルト先発・小川から左前打してプロ初安打をマークした直後。
左翼スタンド後方から、まるで祝福するようなタイミングで花火が上がり、
その煙が風にあおられて徐々にグラウンド内へ流れてきた。視界が悪くなったため、
市川球審がタイムをかけ、中断。煙が薄くなるのを待って、約1分後に試合が再開された。
原因は「嵐」だった。今年いっぱいでの活動休止を発表している「嵐」がデビュー記念日の
11月3日に配信を予定している無観客ライブ「アラフェス2020 at 国立競技場」の事前収録が
10月24日に行われたもの。花火の煙などにより、約200メートル離れた神宮球場で
開催されていた「ヤクルト−中日戦」が2度にわたって中断したことを受け、ジャニーズ事務所は
同日夜、公式サイトで謝罪コメントを発表。「収録にあたり、風船及び花火による演出の煙により、
隣接する神宮球場にて試合中の『ヤクルト対中日』戦を2度ほど意図せず中断させてしまうこととなりました。
神宮球場、両球団選手及び関係者、視聴者の皆さまには、ご迷惑をお掛けいたしましたことを、
深くおわび申し上げます」とした。(スポニチ 2020年12月3日 16:16)

2020年12月03日(木)17時54分06秒