2020年09月28日(月)対決

[ 初のトランプ・バイデン対決へ 29日に米大統領選討論会 ] 11月の米大統領選を控え、
共和党のトランプ大統領(74)と民主党のバイデン前副大統領(77)による初のテレビ討論会が29日夜
(日本時間30日午前)、オハイオ州クリーブランドで開かれる。選挙直前まで3回行われる討論会は、
選挙戦の流れを変える可能性を秘めており、両候補は早くも神経戦を繰り広げている。
討論は90分、厳しい追及が持ち味の保守系FOXニュースのクリス・ウォレス氏の司会で行われる。
(1)両候補の経歴(2)連邦最高裁(3)新型コロナウイルス(4)経済(5)人種と暴力(6)選挙の公正性―の
六つのテーマを15分ずつ討論。特に序盤戦で流れが決まるといわれ、「大統領選で最も重要な30分間になる」
(米紙ウォール・ストリート・ジャーナル)と予測する向きもある。支持率で優位に立つバイデン氏は、
トランプ氏が頻繁に言及する自身の「認知能力」や、左派色への懸念を拭い去ることができれば
「合格点」という見方が米メディアにある。バイデン氏は「わなに引っ掛かって、
この男とのけんかに巻き込まれないことを望む」と周囲に語る。一方、トランプ氏はここに来て
「バイデン氏は47年間の政治経験があり、討論巧者だ」という評価を口にし始めた。
期待値を高め、世論を落胆させることを狙った戦術とみられる。トランプ氏とクリントン元国務長官の
対決となった4年前の第1回討論会は8400万人が視聴し、今回はそれを上回るという見方もある。
討論会は10月15、22日にあと2回開催。10月7日には副大統領候補による
討論もある。(時事 2020年09月27日 07時08分)

2020年09月28日(月)08時20分26秒