[ 岸田氏の政策パンフレットの全容判明 ] 安倍晋三首相(党総裁)の後継を決める自民党総裁選に
出馬する岸田文雄政調会長の政策パンフレットの全容が2日、判明した。新型コロナウイルス対策に
万全を期すほか、中間層への分配や憲法改正などを「10の約束」として柱に据えた。
岸田氏は3日に東京都内で記者会見し、パンフレットを発表する。パンフレットでは、
新型コロナの感染拡大を踏まえ、「命を守り抜くとともに、新型コロナとの戦いに勝ち抜く」と明記。
具体的には、PCR検査体制の拡充や秋冬には季節性インフルエンザとの同時流行が
懸念されることからワクチンの確保などを徹底する。「10の約束」には、中間層への適切な分配
▽経済インテリジェンスの強化による経済安全保障態勢の構築▽最先端技術を活用し、
都市部と地方の共存を目指す「デジタル田園都市構想」の推進▽文化芸術などの
対外発信による「ソフトパワー外交」▽憲法改正−などが盛り込まれた。このうち、
憲法改正の項目では「時代に変化した憲法改正を国民の理解を深めつつ、国民とともに目指し、
新たな時代の国づくりを進める」と明記した。(産経 2020.9.2 21:52)