2020年08月21日(金)提言

[ 「厳しい姿勢で接する時期」安仁屋氏の提言 ] 今季8度目の先発マウンドに立った
広島のK・ジョンソンはまた勝てなかった。六回途中4失点で降板し、5敗目を喫した。
デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は「立ち上がりは直球に威力があり、
スピードも140キロ台後半が出ていた。序盤3イニングは直球で押していく投球ができていて、
ピンチはあったが、調子は悪くなかった」と見た。しかし、四回から変化球が多くなった。
その理由については「打順がひと回りし、また今季初めてジョンソンとコンビを組んだこともあって
石原のリードが少し慎重になりすぎていた」と分析。その四回に4安打に犠飛も絡んで
3点を失った。「変化球を狙い打ちされて失点し、さらに際どいコースがボールと判定され、
悪癖であるイライラも顔をのぞかせ始めた。こうなると、今季のジョンソンはなかなか
立ち直ることができない」不振の原因には「技術面ではなく精神面からきている。
自信を失っているように感じる」と指摘した上で、首脳陣には「厳しい姿勢で接する時期に来ている」と
提言する。「あと1回はチャンスを与えるにしても、本人には『次の登板で結果が出なければ、
今季はもう1軍では使わない』というぐらいのきつい言葉を伝えてもいいのではないか。
強い姿勢で臨まない限り、何も状況は変わらない」。K・ジョンソンの復活を願うからこその
厳しい提言でもある。(デイリー 2020.08.20)

2020年08月21日(金)02時08分47秒