[ 東海大相模−横浜が異例の練習試合 ] 8月1日に開幕する今夏の神奈川代替大会を前に、
屈指の好カードが実現した。東海大相模と横浜の一戦はプロ注目の東海大相模・鵜沼魁斗
外野手(3年)が先制ソロアーチ。横浜のWエースである左腕・松本隆之介投手や
右腕・木下幹也投手(ともに3年)を攻め立て、6−3で逃げ切った。神奈川でライバルとして
しのぎを削る両校が、練習試合を行うのは異例。単なる調整ではないのは両軍の本気度から
ひしひしと伝わってきた。コロナ禍で県内校のみと練習試合を組む東海大相模・門馬敬治監督に
横浜・村田浩明監督が対戦を依頼。当初予定されていた7月26日は雨で流れ、
仕切り直した一戦に門馬敬治監督は「いい時間を過ごしました。たった1試合なんだけど、
ものすごい価値のある試合」と充実感をにじませた。夏の公式戦直前に異例となる
ライバル対決を視察しようと、NPB12球団46人が集結した。神奈川県独自による
今夏の大会はスカウト関係者らの入場が認められない方針。両チームの逸材チェックに
バックネット裏には西武・渡辺GMやヤクルト・小川GMら幹部の姿も目立った。
阪神も畑山統括スカウト、吉野スカウトの2人態勢で熱視線を注いだ。(デイリー 2020.07.31)