[ 広島19得点 三回に34年ぶり1回11安打 ] 広島が快勝。今季最多の23安打19得点、
記録的な猛打ショーで4位に浮上した。前日から有観客となった球場が騒然となったのは
1−1の三回。鈴木誠の安打から松山、堂林、坂倉、田中広が5連打。中日・勝野をKOすると、
三ツ間にも襲いかかった。1死からピレラ、菊池涼、西川が3連打。これで、この回だけで
先発野手全員安打となった。鈴木誠が凡退してもなお勢い止まらず、松山、堂林、坂倉が3連打。
5連打と3連打を2回浴びせ、86年以来、34年ぶり球団タイ記録となる1イニング11安打、
一挙9得点で突き放した。阪神が持つセ・リーグ記録まであと1本だった。その後も打ちまくり、
七回に3点、八回に4点を追加。菊池涼が3安打、堂林が今季2度目の4安打、坂倉が4安打と
活躍した。トータル23安打は2010年に24安打をマークして以来、10年ぶりだった。
投手陣は6回3失点の床田が粘りの投球で今季初勝利を飾った。(デイリー 2020.07.11)
[ 中日 本拠地で屈辱的な19失点の大惨敗 ] 中日が屈辱的な大惨敗。投手陣が23安打19失点と
大炎上し、5位に転落した。前日から有観客となり、初めて迎えた土曜日。ナゴヤドームが静寂に包まれた。
今季初先発の勝野が、先頭ピレラに初球先頭打者本塁打を打たれたのが悪夢の始まり。
三回には勝野が5連打でKOされると、2番手三ツ間も4失点で、この回だけで11被安打9失点。
その後、佐藤優だけが唯一、2回を無失点にしのいだが、七回には4番手の橋本が3失点。
八回には鈴木が集中打を浴び、6失点した。六回には主軸の高橋周にアクシデントがあったとみられ、
途中交代。与田監督も厳しい表情を浮かべた。(デイリー 2020.07.11)