ビジター11試合を勝率5割で終える。明日は移動日無しで広島に戻って阪神と地元開幕戦。
この11試合(5勝5敗1引き分け)で今の広島のいい所と悪い所が全部出た。
いい所はそのまま伸ばしていけばいい。悪い所をどう潰していくか。
1:投手陣の大胆な再編。
スコットは2軍。抑えはK・ジョンソン(配置転換)。フランスアを先発に転向させてローテ入り。
DJ・ジョンソンの昇格で当面は同点もしくは負け試合での登板からのテスト。
野村の1軍ローテ入りも検討。フランスアの先発ローテ入りは不調の床田との兼ね合い。
大瀬良、床田、森下
ジョンソン、九里、遠藤
このローテーションが
大瀬良、フランスア、森下
野村、九里、遠藤
大体こうなる。遠藤が失敗したら藪田。藪田が失敗したら塹江。
高橋(樹)と塹江は球自体はいい球を投げている。相手との駆け引きの面はまだまだ。
この2人をどう使っていくのか。ある程度「競わせて」駆け引きに長けた方が勝ちパターン入り。
2:石原(慶)を大胆に使え。
「抑え捕手」の復活。今の状況は會澤への負担が大きい。K・ジョンソンが抑えなら
「抑え捕手」として石原を使う事で「コンビ復活」の流れになる。會澤とは合ってない。
合ってない理由は「どちらもお山の大将だから」。とにかく「自分が自分が」となりたがる。
いわゆる「オラオラ系」。會澤のリードは割と神経質で「ココだよココ」とフレーミングの拘りが強い。
今日の最後は石原が受けていた。それでいい。
岡田に代表される「球がどこへ行くか分からない」系の投手には石原の柔軟なフレーミングの方が合っている。
最近のK・ジョンソンは割とコントロールが悪くてアバウト。そういう投手だという認識があまりないのが弱点。
坂倉をいつまで1軍に置いておくのか。1軍を経験させるというのであれば
そろそろ中村(奨)にも声が掛かる。広島の捕手軍団をどう使って(使い分けて)行くのか?それが今の課題。
個人的には磯村を1軍に昇格させて堂林と磯村が1軍公式戦のスタメンに並ぶ
堂林にとってのカンフル剤をひとつ仕掛けたくなる訳だが。
いずれにしても今の「會澤に過度な負担が掛かっている捕手運用」には疑問符しかない。
3:攻撃陣については割と球を見すぎる傾向が強い。
甘い球も結構来ている。今年の投手陣はどこのチームも例年の仕上がりにない。
それを逆に利用するなら割と振っていっていい場面でしっかりと振っていく事。
球種と傾向のデータが存在している訳だがそれに過剰に囚われる必要は今年はあまりない。
見逃し三振よりも空振り三振の方がまだ「振りには行った」という事で理解出来る。
つまらない見逃し三振を可能な限り減らす事。いいバッターの定義とは「三振をしないバッター」。
その中でも見逃し三振の割合を特に減らす事が求められる。
4:代打攻勢の重要性。
代打を出す場面ではしっかりと代打を出す事。ベンチスタートが当たり前の選手も
しっかりと打撃練習をこなしておく事。それを徹底する事。ベンチを温めるのが仕事じゃない。
スタメンによく名前を連ねる選手もそうでない選手も同じだけの熱量を持って試合に臨める事。
そうした起用を当然の如くやっていく事。
……。
「配置転換」と「選手起用」と「どういう選手に作り上げていくかの方向性」。
ハッキリとした課題が見えた。
以上。