[ 静岡ダービー中止 ] 静岡市は24日、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、
静岡競輪場で5月5日から10日まで開催を予定していた「第74回日本選手権競輪」を
中止すると発表した。田辺信宏市長は定例記者会見で「直前まで開催したかったが、
苦渋の決断をさせていただいた」と話した。日本選手権競輪は年間6つあるG1の中で
最高峰に位置づけられ、通称ダービーと呼ばれている。(スポニチ 2020年4月24日 11:44)
へぇ。
これには驚いた。
静岡競輪の関係者は基本的に開催するつもりで準備を進めていた事は明白。
それはこの間のF2開催を「開催した」事でも明らか。
それが一転してこの中止という事態。
静岡市からの横やりが入った?自治体からの圧力が掛かったのか?という疑心暗鬼になる。
とは言えこれで正式な中止が決まった。
今後一体どうなるのか。
1:静岡競輪はこれでJKAに貸しを作った。その「貸し」を返して貰わないと対等ではない。
2021年のKEIRINグランプリを静岡で開催する予定が立っている。
2018年のKEIRINグランプリを開催した実績から数えて「3年ぶり」の開催が控えている。
ただしこれだけでは十分に返してもらえたとは言えなくなる。
すると「2022年の」日本選手権は静岡で開催する事になるのかな、と思っている。
2020年の日本選手権競輪:静岡(中止)
2021年の日本選手権競輪:京王閣
2022年の日本選手権競輪:?
そこの「?」の欄に静岡競輪の名前を載せる。
ただしこれは数ある方法のうちのひとつの例。
JKAが無能な組織でなければそういう選定をする事によって借りを返すべきという展開になる。
2:斡旋を予定されていた選手はどうするのか。
ひとつは生活費、というか賞金。そこはまぁ補償も何もなし、これまでの貯金でなんとかしろという傾向か。
あまりいいものではないが、JKAの動きを見ると、特に競輪に関しては主催者任せの面がある。
十分な補償への期待はできない。
3:今年は平塚で行われるKEIRINグランプリの出場選手をどう決めるのか。
GIの優勝者は年末に行われるKEIRINグランプリへの出場が確定する。
今回中止になった事でその選定方法をどうするのか。
普通に考えたら「賞金獲得順」を1枠増やす事になるとは思うが。
……。
開催を強行しても世間から袋叩きにあいそうな上に場外で発売できない分売り上げががた落ち。
6日制のGIで売れるであろう100億円の売り上げには到底届かずに大赤字。
そうした「世間体」と「損得勘定」を理由に開催を中止した。個人的にはそう見ている。
感染拡大防止なんて建前というか理由としては二番目三番目以降の小さいお話だと思っている。
いずれにしても残念だ。
そういう印象にしかならない。
以上。