2020年04月22日(水)長崎

[ 長崎停泊のクルーズ船で新たに33人感染 ] 長崎県などは22日、長崎市香焼町に停泊中の
イタリア籍クルーズ船「コスタアトランチカ」で、外国人の乗組員33人が新型コロナウイルスに
新たに感染しているのを確認したと発表した。重症者はいない。別の1人の感染が判明したのを
受け、濃厚接触者53人と調理担当者4人の計57人を検査していた。この船に乗客はいない。
船会社によると、乗組員623人のうち日本人1人が含まれるが、感染者や濃厚接触者ではない。
厚生労働省クラスター対策班の専門家は同日、クラスター(感染者集団)が発生したとの
見解を示した。1人の感染を受け検査していた57人のうち23人は陰性だった。
残り1人の結果は不明で再検査の結果を待っている。船会社はコスタ・クロティエーレ。
船は当初、中国で修繕工事をする予定だったが、各地での感染拡大を受け、1月29日に
長崎市に入港していた。長崎県壱岐市で県内初の感染者が確認された3月14日以降、
乗組員の乗り降りはなかったとされていたが、修繕を請け負った三菱造船によると、
一部乗下船は続いていた。病院の通院などが含まれるという。同社が船会社などへの
聞き取りを進める。(産経 2020.4.22 10:46)

2020年04月22日(水)15時12分23秒