[ オジュウチョウサンが同一重賞5連覇 中山グランドジャンプ ] 4月18日の中山11レースで
行われた第22回中山グランドジャンプ(障害4歳以上オープン、J・GI、芝4250メートル、定量、
11頭立て、1着賞金=6600万円)は、石神深一騎手騎乗の圧倒的1番人気
オジュウチョウサン(牡9歳、美浦・和田正一郎厩舎)が勝利。道中は2番手を追走し、
終始危なげない飛越と豊富なスタミナを発揮してライバルたちを一蹴。前人未到の
“同一重賞5連覇”の大記録を達成。また、2016年の中山グランドジャンプ以降、障害レースでは
負けなしの重賞13連勝となった。タイムは5分02秒9(不良)。2着はメイショウダッサイ(3番人気)、
3着にはブライトクォーツ(4番人気)が入った。(サンスポ 2020.4.18 15:51)
4250メートルという長丁場。
大量の雨水が芝生から飛ぶ様な不良馬場で各馬の体力がゴリゴリと削られていく。
例年の勝ち時計が4分45秒ぐらいの決着にも係わらず今年は時計が掛かって5分2秒9。
完走した馬は11頭中8頭。
今年の中山グランドジャンプは例年以上に過酷と言わざるを得ない競走。
そういう競走の中でも集中力を切らさずに走りきったオジュウチョウサンは強かった。
……。
いつもは他馬をマークする形でレースを進めるオジュウチョウサンだったが
今回は逃げたメドウラークが飛越後に脚を痛めたのかズルズルと後退。
割と早めに先頭に立たされた感じもあって今回は他馬にマーク「される」形での競走となった。
それでもそんなの関係ないとばかりに集中力を切らさずに走っていたのは流石。
それでも最後は全馬脚が上がっていた。やはり過酷だったと言わざるを得ない。
最後オジュウチョウサンに3馬身差まで差を詰めたメイショウダッサイも強い競馬をした。
1着と2着が3馬身差、2着と3着が大差。
3着と4着が大差で4着と5着が8馬身差。
最後よくオジュウチョウサンに迫ったなという印象。メイショウダッサイも強かった。
……。
とにかく過酷としか言い様のない競馬に涙を禁じ得ない。
以上。