2020年04月08日(水)明暗

[ 大井競馬は開催継続 名古屋競輪は中止 ] 地方競馬の大井競馬は8日、政府の緊急事態宣言
発令後も、無観客での開催を継続することを決めた。同日には日本中央競馬会(JRA)所属の
藤田菜七子騎手らが騎乗予定の東京スプリント(交流GIII)などがナイターで行われる。
また、名古屋競輪は8〜10日に予定された開催を中止すると発表した。
松阪競輪も10〜12日の開催を中止した。(サンスポ 2020.4.8 12:57)

話としては実に簡単な事。

電話、インターネット会員からの投票の割合が高く、売り上げの減少をある程度抑えられる地方競馬。

電話、インターネット会員からの投票の割合が低く、売り上げの減少が免れない競輪。

その違い。

無観客で開催して大赤字になるぐらいだったら緊急事態宣言が発令されたという事を
これ幸いとばかりにそれを理由にして中止にする事で赤字の規模を小さいものにしよう。

そうした経営判断が各地の競輪場に見られている。

この前まで行われていた高知の記念競輪の今年の売り上げが18億6147万4000円。

昨年の(同時期の)売り上げが46億2286万6900円で
今年の(同時期の)売り上げが18億6147万4000円。

開催したら選手への賞金(手当)やらなんやらで多額の金が掛かるのに
その原資となる売り上げ金はこれだけ目減りしてしまう。

そりゃ中止にしたくもなるよな。

JKAからの支援なんて期待できない。
JKAからの救済なんて期待できない。

そうした「不信」の意識が透けて見える。

以上。

2020年04月08日(水)14時30分07秒