[ 加戸守行・愛媛県前知事死去 ] 前愛媛県知事で、愛媛「正論」懇話会の顧問を務めた
加戸守行(かと・もりゆき)氏が21日、骨髄異形成症候群のため死去した。85歳。
中国・大連生まれ。葬儀・告別式は親族で執り行った。東京大を卒業後、昭和32年に
文部省(現文部科学省)に入り、体育局長・教育助成局長、官房長を歴任。
日本音楽著作権協会(JASRAC)理事長などを経て、平成11年に愛媛県知事選で初当選、
3期務めた。13年2月には、米ハワイ沖で県立宇和島水産高校実習船「えひめ丸」が
米原子力潜水艦に衝突され沈没、9人が死亡した事故では、日米政府との折衝に尽力した。
知事時代に誘致を進めた学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、29年7月に
参議院に参考人として招致され、認可手続きの正当性を訴えた。(産経 2020.3.24 20:4)