2020年03月12日(木)先人

[ 先人の思いを胸に刻む「覚悟ができた」 ] マラソン日本代表が福島県に足を運んだ
最大の目的は、56年前の東京五輪を走った円谷幸吉さんの足跡に触れることだった。
墓参りをした後、「円谷幸吉メモリアルホール」(同県須賀川市)も訪問。服部は
「国の代表として戦うことが大事だと感じる、いい機会になった」と強調した。円谷さんは
五輪で一度も後ろを振り向かずに走り続けた愚直なランナーとして、今でも日本人の記憶に
刻まれている。代表最年少の22歳の一山は「あまり知らない人だった」と率直な感想を
口にしたが、偉大な先人の功績に触れ、「コツコツとした積み重ねが大事だと改めて感じた」と
五輪への思いを強くした。前日には、東京五輪で円谷さんと一緒に走った君原健二さんと
寺沢徹さんの講話も聞き、自国開催の五輪へ向かう心構えについて、イメージを
膨らませることができた。「円谷さんの忍耐力を知って、より覚悟ができた」と鈴木。
マラソン代表として日の丸を背負う誇りを胸に刻むことが、今後の厳しい練習に
耐える力につながっていく。(産経 2020.3.12 15:34)

2020年03月12日(木)16時20分11秒