[ クルーズ船乗客ようやく下船 ] クルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」が停泊する大黒ふ頭では
14日午前から、救急車やワンボックス型の介護タクシーが船体横に乗り付け、走り去る
光景がみられた。コロナウイルスに感染した乗客を医療機関に搬送しているとみられる。
横付けされる車両と船体の間はブルーシートで遮蔽され、乗客が運び込まれるところは
確認できない。その周囲では白い防護服を着た関係者が作業に当たっており、
船内に残された乗客の一部は、デッキの上から様子を見守っていた。
一方、巨大な船のデッキには今後もしばらく船内生活を強いられる人々の様子も
垣間見られる。一部の客席の窓の外には、アパートのベランダのように洗濯物が
干されており、普段の豪華客船にはないはずの光景が広がっていた。(産経 2020.2.14 15:43)