[ 前橋市長に山本氏3選 保守分裂制し5新人破る ] 任期満了に伴う前橋市長選は
9日投開票され、無所属現職、山本龍氏(60)が、元自民党県議、岩上憲司氏(47)ら
無所属5新人を破り3選を果たした。山本、岩上氏ら3人が自民党籍を持ち、保守分裂選挙に。
自民は2016年の前回選で山本氏を推薦したが、今回は絞れず自主投票だった。
市選挙管理委員会によると、投票率は43・16%で前回を12・19ポイント上回った。
ほかに敗れたのは、元自民党衆院議員で行政改革担当相を務めた佐田玄一郎氏(67)、
共産党県常任委員の店橋世津子氏(58)=共産推薦、元市議の中島資浩氏(48)ら。
山本氏は市街地活性化を進めたと2期8年の実績を訴え、少子高齢化対策を主張。
各種業界団体の支援を得て、保守系市議らが活発に動き支持を広げた。岩上氏は
有力自民県議らを味方に市政刷新を強調。企業誘致を掲げたが、知名度で劣るなど
現職の壁を崩せなかった。(産経 2020.2.9 22:00)