[ リスグラシューはレーン騎手で有馬記念へ ] 豪GI・コックスプレートでGI3勝目を飾った
リスグラシュー(栗・矢作、牝5)は、引退レースとなる有馬記念で引き続き
ダミアン・レーン騎手(25)=豪州=とコンビを組むことがわかった。3日、矢作調教師が明らかにした。
今年初めてJRAの短期免許を取得したレーン騎手は、春に規定の期間を使い切っているが、
リスグラシューとのコンビで宝塚記念と(JRAが国内で馬券を発売した)コックスプレートを勝利。
「臨時試験の実施基準」の中にある「本会GI競走で2勝以上」をクリアしたことで、
有馬記念当日のみ1日限定の免許交付が認められた。矢作調教師は「JRAが迅速に
対応してくれたことを感謝したい。ファン投票のレースで、ダミアンとリスグラシューのコンビを
ファンが一番望んでると思う。有馬記念が盛り上がってくれれば」と話した。過去には、
2003年にM・デムーロ騎手がネオユニヴァースで皐月賞と日本ダービーのJRA・GIを
2勝した際に、3冠がかかった菊花賞(3着)とジャパンC(4着)当日の騎乗が認められたことがある。
リスグラシューは2日、着地検疫を行っていた滋賀県・ノーザンファームしがらきから帰厩。
矢作調教師は「しがらきでもいたって順調でしたし、体もふっくらして戻っています。
引退戦になるし、有終の美を飾りたい」と意気込みを語った。(サンスポ 2019.12.3 16:19)