2019年11月25日(月)開票

[ 香港区議選 民主派が親中派上回り圧勝の勢い ] 24日投票が行われた香港の
区議会議員選挙は、一連の抗議活動を受けて投票率が過去最高となるなど
高い関心を集め、香港の複数のメディアは、政府に批判的な立場の民主派が政府寄りの
親中派を上回る議席を獲得したと伝え、圧勝する勢いです。4年に1度行われる
香港の区議会議員選挙は、18の区議会の合わせて452の議席を選ぶもので、
市民による直接投票のため、香港では最も民意を反映しやすい選挙とされています。
24日はすべての投票所に重装備の警察官が配置されるなど、厳重な警備態勢が
とられる中、投票が行われ、このうち九龍半島の住宅街に設けられた投票所では、
民主派、親中派の双方の支持者が締め切り直前まで投票に来た人たちに支持を呼びかけ、
熱を帯びた選挙戦を繰り広げました。選挙管理委員会によりますと、投票率は71.2%と、
過去最高だった前回、4年前を24ポイント余り上回り、関心の高さをうかがわせました。
開票作業が進む中、一連の抗議活動を通じて広がった政府への反発を背景に、
およそ3割の勢力にとどまっていた民主派が次々と当選を決めて大きく議席を伸ばしています。
香港の複数のメディアは、政府に批判的な立場の民主派がすべての議席の過半数を得て、
政府寄りの親中派を上回る議席を獲得したと伝え、圧勝する勢いです。民主派は
今回、大幅に勢力を伸ばしたことで、今後、政府に対する要求を強めることが
予想されます。(NHK 2019年11月25日 5時39分)

2019年11月25日(月)06時30分15秒