2019年11月14日(木)統合

[ ヤフーとLINE、経営統合へ ] 検索サービス「ヤフー」を展開するZ ホールディングスと
LINEが経営統合に向けて最終調整に入った。(日経 2019/11/13 23:06)

当然。

1:ヤフーはもはや過去の遺物。ヤフーというブランドそのものがダサい。
2:ヤフオク以外はまともに使われていない。必要のないサービスは終了したい。

そうしたヤフー側の思惑と

3:LINEの事業とヤフーの事業で重複している領域がある。その領域を整理したい。
4:単純に「金がない」。経営統合をブチかます事で資金を調達したい。

そうした両者の思惑の存在を考えたらまぁある程度想定の範囲内の行為。

……。

これで今後一体どうなるのか。

1:LINEアプリに今以上に広告が入る様になると想定している。
2:ヤフーというブランドそのものが「店じまい」を図る可能性も想定している。

「ヤフー乗換案内」だとかは「LINE乗換案内」になるのでは?と思っている。

現在の状況以上に「LINEなんとか」というサービス名が増えていくと想定している。

あとは重複している事業内容の整理や不要な事業内容の清算、
人員のリストラや配置転換なども行われるのでは?いう風に見ている。

電子マネーに関してはLINE Payが消えるのでは?と見ている。利用者はそこまで多くない。
電子マネー(キャッシュレス払い)に関しては運営会社の企業体力がそのままシェアに現れる。

LINEコイン、LINEポイント、LINE Pay。

お金の代わりとして使える内容はLINEだけでもこれだけ存在している。
こうした分かりづらさが利用者数の低迷に拍車をかけている。

コインとポイントはポイントに統合。LINE PayはPayPayに吸収させて消滅。

そういう想定をしている。

……。

そういう事をやって果たして経営状況は改善されるのか否か。

個人的には「改善されない」と見ている。

1:日本で使われているメッセージングアプリの標準。これを運用するのは超がつくほどコストがかかる。

ある程度広告費だとかで稼げるとはいえ過剰な広告は敬遠される元になる。
ただでさえ「通知がこない」だの「通話音質が低い」だのというアプリの設計が元で発生している
不具合にも似た不便な状況でアレコレ言われているのにこれ以上言われるのは利用者が離れてしまう。

広告を載せるにも限界がある以上収入はそこまで伸びない。
でもリッチコンテンツの送受信や利用者数の増加などで負担は増えていく。

LINEのコアとなる事業がそもそも収益の出にくい事業。
その事は経営統合してもなんら変わらない。

2:既存の事業を整理する事で一時的な経営改善にはなるかもしれないがその後はどうするの?

フィンテックの分野は伸び悩み、「LINEなんとか」のサービスは乱立したけど知名度は低い。
メッセージングアプリとヤフオク以外で儲かりそうな事業が見つからない。……ゲーム?

なので今回の「経営統合へ」という発表内容は最初こそ「おーっ」っと驚かれる内容ではあるが
その後を考えると尻すぼみの流れになっていくのでは?と個人的には想定している。

とりあえず「うまくいくといいね(棒読み)」の印象でしかないかな、としか言いようがない。

以上。

2019年11月14日(木)02時05分23秒