2019年11月08日(金)イヤホン

「有線イヤホンさん 歩くとイヤホンの線ぶらぶら動いてて草 恥ずかしくないのかよ?w」
「お前みたいなのが一番恥ずかしい 有線にも無線にもそれぞれ良いところがあるんだよなぁ」

これなんだが無線のイヤホンを快適に使える様にするために越えなければならない障壁がいくつもある訳で。

そうした障壁をきちんと越えた状態で使うのであれば無線のメリットは豊富だが
越えられていないにも係わらず見た目「だけ」で語るのは相当に頭の悪い行為と言わざるを得ない。

1:Bluetoothのバージョンは5.0が必須。

無線イヤホンの側とスマートフォンなどの音楽プレイヤーの両方で5.0に対応していないと実用的にはならない。

2:コーデックはaptX HDが必須。

コーデックで音質が変わる。特にハイレゾだとaptXでも満足の行く音質にはならない。

3:BA型のドライバーを搭載したイヤホンが欲しい。

BA(バランスド・アーマチュア)型の方が音を鳴らす力に長けている。

つまり

「BA型のドライバーを搭載した音質のバランスに優れている
Bluetooth 5.0対応でaptX HDのコーデックによる再生が可能なワイヤレスイヤホン」

「Bluetooth 5.0対応でaptX HDのコーデックによる再生が可能な音楽プレイヤー」

以上の2つを組み合わせて作るポータブル音楽システムを確立して初めて実用的になる。

正直難しくね?

そう言わざるを得ない。

……。

まずはイヤホンに関して。

Bluetooth 5.0とaptX HDに対応しているワイヤレスイヤホンは例えば「TT-BH072」。
ただし充電の端子の形状がmicroUSB。「USB Type-Cじゃないの?」と言わざるを得ない。

音質を追求してBA型ドライバーを搭載したイヤホンをどうしても使いたい!
というのであれば有線のイヤホンを選んで使うしかない。

有線イヤホンをレシーバー経由で無線化してBluetooth接続。
そういう組み合わせ方でもよければFiioが「BTR3」という商品を出している。

次に音楽プレイヤーに関して。

専用の音楽プレイヤー、例えばFiioが「M11」という音楽プレイヤーを出しているが
Amazonでの価格が59940円。さすがに手が出ない。しかもBluetoothのバージョンは4.2。

現実的にはスマホの音楽再生機能を使用する事になる。

SOV33(au版 Xperia X Performance)がBluetooth 4.2。
SOV36(au版 Xperia XZ1)がBluetooth 5.0。

Pixel 3aがBluetooth 5.0 + LE。

その辺りの商品でようやく対応してくれているというのが現実。
古いスマートフォンでは対応していない。

あとは音楽再生アプリの性能とか再生したい音楽ファイルの仕様とかも
話としては絡んでくる。

正直「質の高い無線音楽鑑賞」って思っているよりもかなりハードルの高い行為だよ?

となる。

それらを確立してでも自分はお外で無線のイヤホンで高音質で音楽を聞きたいんだ!
みたいな事で確立した上で自分のそのシステムをご自慢したいんだったらどうぞ。

でも正直そこまでして無線で確立したシステムを使って音楽を聞きたいかなぁ…。

という印象の方が先に来るわ。

ただ「バカにしたいだけ」だったらやめといた方がいいよ。

以上。

2019年11月08日(金)18時09分54秒