[ 設楽悠太 五輪より1億 ] 男子マラソン前日本記録保持者の設楽悠太(27)=ホンダ=が、
14位に終わったマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)以来の実戦に挑み、
3区を区間2位で走破。「疲れはあっても、言い訳はない。自信を持ってスタートラインに
立てたし、今の調子からすればベストを尽くせた」と、うなずいた。注目されるのは
東京五輪代表の残り1枠を巡る争い。MGCの上位2人(中村匠吾、服部勇馬)は内定。
残る1人はMGCファイナルチャレンジとして、今冬の福岡国際(12月)、東京マラソン、
びわ湖毎日(ともに来年3月)で設定記録である日本記録超えの2時間5分49秒を
切れた選手が決まる。切れなかった場合はMGCで3位だった大迫傑(ナイキ)となる。
前日本記録保持者の設楽はファイナルチャレンジの有力候補だが、この日のレース後、
東京マラソンへの挑戦を表明した。ただ、そこからが設楽らしかった。
「出ます。ただ、五輪はどうでもいいというか、そっちよりも1億が欲しい。
お金のために走る。MGCは賞金もなかったし、今、僕が生きているのは走れているから。
走るためにはお金がいる」と、清々しく日本記録更新者に贈呈される1億円を狙うことを表明。
日本記録を更新し、五輪切符を獲得した場合でも辞退する可能性も示唆した。
「自分から出ますとは言えない。世間の皆さんはたぶん大迫選手の方が走ってほしいと思う。
国際大会の実績もある。彼なら絶対にやってくれるし、彼に任せるなら納得できる。
世間の人たちに決めてほしい」と、大迫に託す可能性を示唆した。
独特の感性を持つ27歳は、マラソンという競技の現状に窮屈さを感じているようで
今は大人の作った大会を走ってもつまらない。これからは選手が動いて変えていく時代だと思う。
僕も変えていきたいし、楽しみにしててほしい」と、表明。そのためにもまず東京で2度目の
1億獲得を狙う。「大迫選手の記録との勝負。走る限りは狙っていく」と、誓った。(デイリー 11/3)
11月3日に行われた東日本実業団駅伝の結果と過程を11月4日にTBSが放送した。
優勝:コニカミノルタ 2位:ホンダ 3位:JR東日本
以下:ヤクルト、GMOアスリーツ、日立物流、カネボウ、SUBARU、
小森コーポレーション、警視庁、プレス工業、コモディイイダ
以上の12チームがニューイヤー駅伝への切符を手にした。
まさか富士通が予選落ちに終わるとは思っていなかった。
やはりいいメンバーを揃えるだけでは勝てない。
いいメンバーを「万全の状態で」揃えないと勝てない。
その事を改めて認識した。
優勝こそコニカミノルタだったが外国人不在のホンダと
コニカミノルタからの移籍でなおかつチームとして初めての外国人選手として迎えた
ポールクイラを擁したJR東日本の2チームに対抗格の印をつけてみたくなる競技内容だった。
日清食品がいなかったりDeNAがいなかったり。
そうかと思えばGMOがいたりと関東「だけ」でも様相が様変わりしている。
つくづく実業団チームというものは親会社というか経営母体というか、そこの経営陣の判断や
投資する価値を見いだしているか居ないかによって浮沈が決まる物なのだなとも思う様相だった。
先のMGCでツインターボを決めた設楽がそれ以来の実戦だったわけだが3区を区間2位なら立派。
ホンダは全体でも2位という事で来年のニューイヤー駅伝への出場権を獲得した。
そうなると誰をどこに配置するのか。普通に考えたら設楽は4区だと思うが。
あえて設楽を3区にして4区は服部翔大というのも個人的には面白いと思っている。
最終的なオーダーを決めるのは監督らの仕事ではあるが、まぁそういう見方もあるという事で。
超がつく程に先のMGCで目立っていたツインターボ設楽が今後どの様なレースを見せてくれるのか。
まぁ、「普通に楽しみ」な内容だわ。
以上。