[ 「ららぽーと沼津」に出店 ワークマンプラス ] ワークマンは10月4日、静岡県沼津市に
「ワークマンプラス ららぽーと沼津店」をオープンする。(流通ニュース 2019年10月03日)
ワークマンとワークマンプラス。業態(店舗ブランド)の違いがようやく明確になってきた。
ワークマン:基本的にはロードサイド店舗。土方向けの商品を朝早くから店を開けて売る業態。
ワークマンプラス:PB(プライベートブランド)を中心に利益率の高そうな商品を取り揃え
ガテン系のイメージ=ダサいと思っている層に向けて売り出すファミリー(DINKS)向けの業態。
※DINKS(ここでは「子供のいない状態の夫婦」を指している)
立ち位置としてはデカトロンを、もう少しカジュアル寄りにした業態がワークマンプラス。
そういう訳でようやくこの業態の立ち位置が明確になってきた。
……。
ワークマンプラスの今後の課題は商品品質。
ワークマンのPBは正直安かろう悪かろう。
「袖が長すぎる」
「YKK以外のチャックが閉めにくい」
「チャックが首まである、首まで埋めようとする襟元にはびっくり」
「縫製が割と手抜き」
みたいな弱点が存在している。まぁ「長期に渡って着続ける事は難しい」と。
どちらかと言えばワークマンは「鞄(かばん)屋」。
例えばファッションビルの中に入居している鞄屋の鞄とか普通に万単位の価格で仰天する。
そこまでの価値はこの鞄には見いだせないなぁ〜の印象が先行する。
ワークマンでは「コーデュラ」の繊維を使った小銭入れやポシェットが売られている。
コーデュラは使ってないが980円(税込)のリュックサックも売られている。
同程度の商品がGUではコーデュラを使っているとは言え生地としては
薄々で耐久性が心配される商品が1990円(税別)。
耐久性としてはどっちもどっちだがお外に持ち出して使うとなると
高級品(高額商品)ではその使用法が憚られる。
使いやすい(心理的に)鞄、使いやすい(丈夫な)小銭入れ。
その手の商品をワークマンで揃えるというのがワークマンの現時点での賢い使い方。
……。
ワークマンの防寒着のトップスは袖ありのよりも袖なしの方が着やすい。
エアロストレッチブルゾン(税込2900円)よりも
エアロストレッチベスト(税込1900円)の方が着やすい。
ワークマンの防寒着の袖ありのトップスは
エアロストレッチブルゾン(税込2900円)よりも
ディアマジックダイレクト(税込2900円)の方が袖の位置を調整しやすい。
マジックテープがついている事がここでメリットになる。
防寒着は袖の位置を調整できる方が望ましい。
ただしワークマンは個人的に言わせてもらえば服屋ではなく鞄屋。
優先順位は鞄の方が上。
以上。