2019年09月23日(月)会見

[ 広島一筋17年の永川が引退会見「心が折れた」 ] 今季限りでの現役引退を決めた
広島・永川勝浩投手(38)が23日、マツダスタジアム内で引退会見を行った。ユニホーム姿で
会見場に現れ「広島東洋カープで17年、大学を卒業して野球をやってきましたけど、
今年で引退をして17年に区切りを付けたいと思います。今まで応援ありがとうございました」と
穏やかな表情で語った。引退のきっかけについては「今年に入ってトレーニングをしても
体がどこか痛くなったりとか、練習でいいパフォーマンス出ても試合で出せなかったり。
そういうところを総合して心が折れたというところです」と、6月下旬に家族へ引退すると
伝えたという。17年間の思い出にはプロ1年目を挙げ、「山本浩二監督からクローザーを
任せてもらって、そういう道を作ってもらった。感謝しています」と振り返った。
「広島で生まれて広島で育ってきた。故郷でプレーできるのは良いもの。そういう気持ちが
あったので広島には愛着があります」永川の代名詞と言えばフォーク。「体を張って止めてもらった。
心強かったし、ありがたかった」と西山、石原らの名前を挙げ、歴代の捕手に感謝した。
永川は2002年、亜大から自由獲得枠で広島に入団。1年目から25セーブを挙げた。
07年から3年連続で30セーブをマーク。度重なるケガに悩まされながらも、
通算526試合の登板で38勝42敗、79ホールド、球団最多165セーブ、防御率3・47を
記録した。永川はこの日の中日戦(マツダ)に先発予定で「クライマックスを争っている
中での直接対決。こういう試合になってしまって。ただただ、迷惑をかけないように、
(打者)1人になると思いますけど、次投げるピッチャーに迷惑にならないように
それだけを考えています」と話した。(デイリー 2019.09.23)

そういう訳で広島の今日の先発は永川勝浩。

中日スタメンの1番大島に対してのみの対決という事になる。

受けるキャッチャーは會澤。石原ではなく會澤。
會澤が打者1人限定とはいえ永川をどう扱うのか。その配球に注目が集まる。

……。

今年広島が優勝を逃したのは會澤のトチ狂ったリードのせい。

「トチ狂ったリード」って何?という定義は何度かご紹介したが今回改めて明確にしておく。

1:読みやすい(読まれやすい)

「あー次はアウトコースの低めでベースをかすらせる様な変化球が来るぞ」「ほら来た」

の様な形で読みやすい。正確な統計を取った訳ではないが磯村、石原と比べて
高い確率で読みやすい。

2:投手の首を真綿で絞める様なリードが散見される

「ここだ!ここに投げろ!」という我が強すぎる。確かにそこに投げきれたら打ち取れるわな。
だがプロの投手でもコントロールなんてそこまでよくない。ある程度バラついて当たり前。
マージン(余裕)がない。ある程度幅を持たせたリード(と座っている時の所作)を
繰り出しているのはむしろ磯村の方。

勝ちを計算できる投手と組むのは會澤が殆どで
今シーズンの磯村は1軍半のピッチャーと組む事が殆どだった。

まぁ、当然磯村は過小評価に陥っていくよな。

例えば「大瀬良−磯村」「床田−磯村」「フランスア−磯村」で組んだら
どういう配球になってどういう結果になっていたか。

必ずしもいい結果になるとは限らないが違った世界線はあったんじゃないかな?と思っている。

3:横(左右)の投げ分けを使いたがる。優先すべきは「縦(上下)」の投げ分け。

例えば横浜の抑えとして活躍していた佐々木の代名詞はフォーク。
もちろんストレートがよかったからこそフォークが生きたというのもあるが。
やっぱり「縦(上下)」の投げ分け。三振を取る事を考えると縦にストンと落ちた方がいい。

フランスアはチェンジアップの精度をもっと高めるかスプリットを身につけるかすれば
もっと投球の幅が広がるんじゃないかな?

横の投げ分けでベースの隅をかすらせる様なストライクの取り方は
そこに投げきれればいいが投げきれる事は稀。大体の場合は外れてボールになるか
中に入って痛打の対象になる。「外れた時のリスク」があまりにも大きすぎる。

「ホップするストレート」と
「落ちる球」があれば阪神の藤川みたいに状態が悪くてもある程度打ち取れる。

いい時の一岡がそれに近い。つくづく体質(身体の強さ)が物を言う世界だなと。

左右の投げ分けを使うなとは言わないが軸として考える(優先して考える)べきなのは
上下の投げ分け。ハイリスクローリターンの考え方が根底にあるから會澤のリードはダメ。

會澤は緒方の愛人。捕手の偏重起用が続くなら緒方は今年で辞めてくれ。
ある程度捕手出身監督っていうのが今の広島には必要なのかもしれないな。
正直達川ぐらいしか見当たらない訳だが。まさかの達川監督再誕とか仰天する話だな。

……。

今後はますます捕手の育て方、使い方、使い分け方、ケアの仕方が重要になってくるよ。

以上。

2019年09月23日(月)13時29分38秒