2019年09月06日(金)定宿

[ 原巨人、敵に塩送って5連敗 ] 首位巨人が勝負どころの9月に痛い5連敗。地方遠征の
宿泊先が見つからない対戦相手に、自軍の定宿を提供したら3タテの“恩返し”を食らった。
6試合ぶりに本拠地・東京ドームに戻った5日の中日戦は、両軍とも無得点のまま7回に突入。
原辰徳監督(61)は「桜井は今季一番よかったが、攻撃に転じた」。被安打わずか1の
先発右腕に代打を送る積極策が的中し2得点。ところが8回に投入した勝ち継投で一挙3点を
奪われ、悪夢の逆転負けを喫した。危機感を募らせる指揮官は「とにかく切り替えること。
みんなで戦っているわけだから」と声を大にした。先月24日に初点灯した優勝マジックは
急失速で消滅。2位DeNAの猛追を受ける中、直近6試合でBクラスの2球団に1勝5敗は
取りこぼしすぎだ。特にお得意様にしてきた中日に、勝ち越しどころか1勝もできなかったのは
大誤算。主催試合ではあるが、3日の初戦は新潟、4日の2戦目は前橋と地方遠征だったのが
波乱要因になったか。3日のナイター後は両球団ともバスで群馬入りしたが、
巨人は高崎市内の定宿に泊まれず。球団関係者は「中日がホテル側の都合で
定宿を使えず、代わりも見つからないと困っていたので、ウチの定宿を提供した。
こちらが主催する地方遠征につきあってもらっている立場だしね」と説明した。
ただ、巨人が新規開拓した前橋市内のホテルは客室数が定宿の半分しかなく、
裏方スタッフの一部は4人部屋に回され、「高校(の野球部)でも経験ないよ」と
苦笑する羽目になった。紳士の球団とはいえ、敵に塩を送った上に白星まで
3つ献上は気前がよすぎる。なお、中日は6日も移動試合が続くハードな日程で、
本拠地ナゴヤドームにDeNAを迎え撃つ。せめて連勝の勢いで今度は首位を争う
ライバルもたたいてもらえると、巨人も塩を送ったかいがあるというものだが…。(夕刊フジ 9/6)

[ 中日が巨人に場外バトルでも勝利!? 伊東ヘッドが好判断 ] 3日に新潟で行われた巨人戦に
4ー3で勝利した中日。実はその試合後にも巨人を上回るできごとがあった。4日の同戦は
群馬県前橋市で行われるため、3日の試合後に両チームともバスで群馬に向かった。
しかし、ここで思わぬ出来事が…ともに午後9時すぎに新潟のハードオフスタジアムを出発。
高速道路を走り移動していたが、なんと湯沢IC〜水上IC間で事故が発生したため、
規制され、大渋滞が発生した。ただでさえ2時間半ほどかかる長丁場。しかも試合後とあり、
早くホテルで休みたいところ。車が流れないならと巨人は高速道路を降りた。
一方、中日はどうしようかと考えていたところ、伊東ヘッドコーチが「休憩を早く取ろう」と発案。
予定していた休憩時間を1時間早めた。10分休憩をとって再出発し、高速道路を
降りようと思ったら、なんと5分前ほどに規制が解除され、車が流れていた。
結局、中日は予定通り2時間半ほどかけ、午前0時半ころに高崎市の宿舎に到着。
伊東ヘッドは4日の巨人戦前に「MVPだよ、オレの判断が」とニンマリだ。
一方で巨人はというと…。3台のバスが湯沢ICで降り、1台は再び高速に戻ったそうだが、
1台は山道を大幅に遠回りするはめに。もう1台も一般道を走ったという。
そのため宿舎には午前1時過ぎの到着となったそうだ。(中日スポーツ 2019年9月4日 15時53分)

2019年09月06日(金)19時46分37秒