2019年09月03日(火)謝罪

[ ドーピングで出場停止6カ月 バティスタが謝罪 ] プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)は
3日、ドーピング検査で陽性反応を示した広島のサビエル・バティスタ外野手(27)に対して、
6カ月間の出場停止を科す処分を発表した。出場停止期間は今年9月3日から2020年3月2日まで。
バティスタはこの日、球団を通じて「NPB、広島東洋カープ球団、チームメイト、その他チーム関係者、
私を応援してくださっているカープファンの皆様、他球団ファンの皆様にご迷惑をおかけしましたことを
お詫び申し上げます」と謝罪し、「同時に、私も大変ショックを受けております」と告白した。
禁止薬物については「意図的に摂取していないことをお伝えしたい」と訴え、
「どうか皆様、私を信じてください」と懇願。「禁止薬物が自分の成績を上げる助けにはならないと
考えているため、今までにステロイドや、成績を上げるために使用されるような
その他の薬品を使用したことは一度もありません」と潔白を主張した。
広島も「日本野球機構、ならびにファンの皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたことに、
深くお詫び申し上げます」と謝罪した。球団側は、バティスタの「このような物質を
摂取したことはない」との主張を受けて、バティスタが当時摂取していた海外製サプリメントを検査。
サプリは2種あり、1種は汚染が確認されず、もう1種は6月のドーピング検査から
時間が経過しており、消費されていて検査できなかったという。今後は「引き続き原因究明を
行うとともに、選手のサプリメント等の摂取についての注意・対策を行って」いくとしている。
バティスタは「これからの私にできる唯一のことは、今後選手としてプレイできるよう
毎日一生懸命練習して行くことだけです。もしカープ球団に契約を継続してもらえるなら、
カープの勝利に貢献し優勝できるよう、全てに対して100%の力で臨み、最善を尽くしたい」と
残留を熱望。球団は「バティスタ選手の今後の契約については未定」としている。(デイリー 2019.09.03)

「検出されたんだから解雇しろ」派と
「これだけ反省しているんだから残留させてやれ」派。

どちらも正しくない。

「事実に基づいて調査を行いその結果を踏まえて判断する」派。

これが正解。

……。

1:摂取は本当に意図的ではなかったのかどうか。うそをついている可能性がある。
2:球団はアンチドーピングを掲げているのに選手には届いていなかった。選手の管理体制に疑問符。

口では意図したものではなかったと言えるだろうが実際のところは不透明。
海外製のサプリメント2種類のうち、もう1種類のサプリメントがどこの会社のなんという製品なのか。

競馬の話ではあるが

飼料添加物「グリーンカル」に禁止薬物テオブロミンを含むことが判明し、
6月15、16日のJRA出走馬156頭が競走除外となった件。

こうした意図しない摂取も現実には存在している以上そうした経路で摂取してしまった可能性も
出てくる訳だが、それはもう1種類のサプリメントを調べない限り白とも黒とも言えない。

少なくともトレーナーや球団に黙って海外製のサプリメントを摂取していた事については
完全にバティスタの落ち度。疑われても仕方がない。

「もう1種類のサプリメント」に関する調査を希望する。

そして球団に対してはアンチドーピングを日本人、外国人問わずに徹底し
時には「抜き打ち検査」も自主的にやる事。

「鞄の中身を開けさせる」「球団が安全を確認した上で提供するサプリメント以外の
サプリメントを持っていないかどうかを調査する」

こうした形による抜き打ち検査を自主的に行う事。

そうした内容による再発防止策を球団側には求めていく。

個人的にはNPBによる処分が解けたら、それは禊ぎが終わったという事であり
契約を続行するべきである(これだけの長距離砲はなかなか獲得も育成もしづらいから)と
思わない事もないが、最終的な判断は調査に基づいて行うべきだと明言する。

以上。

2019年09月03日(火)23時55分21秒