2019年07月22日(月)財務相

[ ハモンド英財務相、ジョンソン氏が首相就任なら「辞任する」 ] 英国のハモンド財務相は21日、
英BBC放送に対し、メイ首相の辞任に伴う与党・保守党の党首選でジョンソン前外相が
勝利した場合、閣僚を辞任する意向を明らかにした。党首選の決選投票が締め切られる
22日を前に、次期首相の最有力候補とされるジョンソン氏の首相就任に強い反発を示した形だ。
メイ氏を支えてきたハモンド氏は、欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」の阻止を訴える。
一方、強硬離脱派のジョンソン氏は10月末の離脱を主張し、合意なき離脱の可能性を
否定していない。党首選でジョンソン氏が勝利し新政権を発足させても、党の亀裂が
深まる恐れもある。ジョンソン氏とハント外相の2候補が争う決選投票は党員約16万人による
郵送で行われ、23日に新党首が決まる。24日にも新首相として就任する見通し。
党員らを対象とした調査では、ジョンソン氏が優勢とみられている。ジョンソン氏は、
合意なき離脱に陥ったとしても「対策を準備すれば、(国民への)負担はゼロに近く、
大きくない」と楽観視する姿勢も見せている。ハモンド氏は21日、合意なき離脱について
「私はこれまで同調したことはない」と指摘。ジョンソン氏が首相になれば、新政権が
10月末の離脱を実現するために合意なき離脱も辞さない状況になると予測した。
ハモンド氏は穏健離脱派として知られ、合意なき離脱で英国の経済成長に
悪影響を与えると懸念を示している。(産経 2019.7.21 22:12)

2019年07月22日(月)07時05分28秒