[ 矢野監督、観客の継投ミス指摘にキレた ] 阪神が連敗で貯金を減らし、イライラをためた。
首位広島を追いかける直接対決第2ラウンド。打線は苦手のジョンソンから1点を奪うのがやっとで、
このカードもう5年も勝てていない岩田は6回途中KO。歯車がかみ合わず、矢野燿大監督(50)が
観客のヤジに「応戦」する場面もあった。この3連戦で3連勝なら同率首位だったが、
広島に6連敗と天敵の色が濃くなってきた。後味の悪いカープ戦6連敗になった。
1点差に迫った直後の6回。岩田はバティスタにソロを浴び、さらに満塁のピンチを背負うと、
石原に中犠飛を許した。大きな1点を失い、矢野監督が投手交代を告げ、三塁側ベンチに
戻ったときだった。背後から痛烈なヤジが突き刺さった。「矢野!お前が早く(投手を)代えないから
打たれたやろ!早く代えとけや!」。60歳代とみられる男性ファンがフェンスに張り付くように
口角泡を飛ばしていた。しつこく続くと、たまりかねた指揮官も客席側に向かって応酬。
口論する光景がみられ、周囲は騒然とした。男性ファンはさらに頭を指さす、侮辱的なしぐさも見せた。
普段は温厚で、ファンサービスにも熱心な矢野監督も、心ない言動に我慢できなかった。
就任後初めて見せた激怒だった。首位広島に迫るはずが、前日5月31日から連敗。
フラストレーションだけがたまる敗北になってしまった。この日は飛車角抜きのフレッシュ打線だった。
前夜、右ふくらはぎを負傷した福留が2軍降格。糸井もコンディションを考慮された。
その中で陽川を1軍昇格即先発させ、マルテを来日初の3番に昇格させるオーダーで臨んだ。
だが、難敵ジョンソンに苦戦。6回に1点を返すのが精いっぱい。5月18日に6回無得点で
白星を献上していたが、この日も歯が立たなかった。矢野監督は若手の奮起を期待する。
「めちゃめちゃチャンス。いい姿を見せてほしいのは俺もすごく思っている。アイツらが
どう受け止めて、どういう姿を見せてくれるか。明日以降、アイツら自身がつかみ取るところ」。
6月初戦は黒星だった。4カードぶりに負け越しが決まったが、2日こそ王者に
一矢報いたいところだ。(日刊 2019年6月1日 19時10分)
これはやってはいけない事。
自分の応援しているチームの旗色が悪くなったらこういう事をやりたくなる気持ちも
分からなくはないがやっぱりやってはいけない事。
普通に「出入り禁止」にされてもおかしくない行為。
以上。