[ 安倍首相、トランプ米大統領とゴルフ外交 ] 安倍晋三首相は26日午前、令和初の国賓として
来日中のトランプ米大統領と千葉県茂原市の「茂原カントリー倶楽部」でゴルフをプレーした。
両首脳による「ゴルフ外交」は4月下旬の米ワシントンに続き5回目。プロゴルファーの青木功氏も
一緒に回った。リラックスした雰囲気の中で意見交換し、信頼関係を深めたい考えだ。
首相はゴルフに先立ち、官邸で記者団の取材に応じ、「今日は天気も良く、相撲も盛り上がっている。
新しい令和の時代も、日米同盟をさらに揺るぎのないものとしていきたい」と語った。
首相はゴルフ場で大統領専用のヘリ「マリーン1」で到着したトランプ氏を出迎えた。
両首脳は握手しながら言葉を交わした後、談笑しながらゴルフカートに向かって移動。
集まった報道陣に両首脳が笑顔で手を振る場面もみられた。カートに乗り込む直前、
米メディアがトランプ氏に対し、北朝鮮の弾道ミサイル発射について「国連安全保障理事会の
決議違反か」と質問したが、トランプ氏は無言だった。両首脳はゴルフクラブで朝食を共にした後、
ゴルフを開始した。青木氏は、トランプ氏が平成29年11月に初来日した際、夕食会に招かれた。
その際、トランプ氏が「青木氏は素晴らしいパッティング技術の持ち主」とたたえたことを踏まえ、
今回のラウンドが実現した。両首脳はゴルフ後、両国国技館で大相撲夏場所の
千秋楽を観戦するほか、夜は東京・六本木の炉端料理店で会食する。(産経 2019.5.26 11:15)