[ 長野がさっそく本領発揮 3か国語駆使し“流行”の発信源に ] 赤チョーノが早くも
“特殊能力”を発揮だ。広島ナインの間で流行中の“メヒアポーズ”が、長野久義外野手(34)を
中心に始まったことが判明した。背番号5は得意の語学力を生かし、ドミニカン軍団の悩み相談役も
引き受けている。そのポーズはアレハンドロ・メヒア内野手(25)が本塁打を打った際、
口に指を当ててから天を指さすしぐさのこと。3日の西武とのオープン戦(長崎)では本塁打を放った
新人の小園海斗内野手(18=報徳学園)がベンチへ戻った際に照れながら披露。適時二塁打の長野も
塁上で指を突き上げた。このブームについて、メヒアは「みんなやっていて面白いよね」と笑い
「あれは確か、チョーノサンがやり始めたんだったと思う」と明かした。最近も打席での心構えについて
質問したところ、長野はスペイン語、英語、日本語をミックスして「右方向への打撃を意識すること。
たとえば、スライダーを待っているときに真っすぐがきたら、逆方向へ打てばいいんだよ」と
優しく助言してくれたという。クレート通訳によると、長野のスペイン語力はかなりのレベルで
「30%ぐらいは理解して話せる」という。チームスタッフも「チョーさんはロッカーでも日本人選手と
英語圏の選手、スペイン語圏の選手をつないでくれている。さすがのコミュ力ですね」と舌を巻く。
数か国語を操る長野の球界人脈は国際的だ。現在も“飲み仲間”のDeNA・ロペスとは巨人時代に
英語、スペイン語で関係を深めた。ラミレス監督とも同様で、元楽天のアンドリュー・ジョーンズ氏や、
アマ時代から対戦経験のあるアストロズのユリエスキ・グリエル(元DeNA)ら、ラテンの
スターたちとも交流がある。カープの若いドミニカンにとって、日本で成功を収めた
先輩たちの言葉は大きな糧となるはず。ワールドワイドな背番号5は、
今後も頼れるアミーゴとなりそうだ。(東スポ 2019年03月09日 16時30分)