[ “しま女”阿部自己ベスト ] ブランクが吉と出た。昨年12月から今年1月にかけて「精神的に
いろいろあって」と約1カ月競技から離れた。年始に練習を再開した時には「ジョグもきつくて
筋力も落ちていた」と言う。一方で「筋力の弱いところがどこかわかり、意識するようになった」と
心身ともリセットされた。所属先のファッションブランド「しまむら」の店舗で働くおしゃれな“しま女”は
「年齢的にも集大成」と、今後はマラソンに照準を合わせる。「来年1月の大阪国際女子マラソンに
合わせて体づくりをしたい」とMGCの出場権獲得も視野に入れている。(デイリー 2018.04.23)
[ 大阪国際女子マラソン 2秒に泣いた阿部有香里「力不足」 ] 27日行われた
「第38回大阪国際女子マラソン」(産経新聞社など主催、奥村組協賛)で、阿部有香里(しまむら)が
観客の悲鳴を浴びながら日本人3位でフィニッシュラインを駆け抜けた。タイマーが示したのは
「2時間28分2秒」。MGCの出場資格に、わずか2秒届かなかった。取材エリアに引き上げてきた
29歳はさばさばとした表情で「力不足」と語った後、「最後のチャンスとしてMGCを取りたかった。
さっきまですごく泣いてました」と付け加えた。マラソンはこれが3度目。第2グループの中で
落ち着いてレースを運び、終盤で田中華や田中智、大森を突き放した。「ラスト100メートルで
(時計を)見て、17秒くらいであがらないといけないと思ったけど、足が動かなかった。
しっかり練習しないとマラソンはごまかせない」。自己記録を7分近く更新したランナーに、
泣き言は一つもなかった。(産経 1/27)