2019年01月06日(日)効果

[ 阪神藤浪「武豊塾」で戦える体に ] 武豊塾で先発ローテーション復帰!阪神藤浪晋太郎投手(24)が
5日、大阪・大東市内の母校・大阪桐蔭グラウンドで自主トレを公開した。今オフは、競馬の武豊騎手(49)が
総合プロデュースする「テイクフィジカルコンディショニングジム」でトレーニングを開始。本来の肩や
股関節の動きに戻りつつあることを実感。進化した体で、ローテ返り咲きをアピールする。
藤浪の表情は生き生きとしていた。高校の同期のオリックス沢田らとキャッチボールやランニングで
約3時間、母校のグラウンドで汗を流した。「まず結果を出すしかない。自分自身、
勝負の年だと思っている。やるしかないなと思います」。新年の決意を語ると、表情は引き締まっていた。
14勝を挙げた15年を最後に2桁勝利から遠ざかり、昨年は5勝に終わった。「勝負の年」に向けて
今オフは新たな取り組みとして、競馬の武豊騎手が総合プロデュースするジムでトレーニングに
励んでいる。「イメージとしてはヨガ的な要素もある。重りではなく、軽い負荷をかけるような」と、
体の可動域や柔軟性に特化した数十種類のメニューをこなす。高校時代やプロ入り後の
投球映像を見返すうちに「最近はこういう動きが出来ていないよな」と動きの違いに気付いた。
投げ続けるうちにだんだん狭くなっていた肩や股関節の可動域。体の動きが制限され
「それによって、球のばらつきがあったのかもしれない」と考えた。昨年12月から定期的に
ジムに通い「体が変わってきているなと思います」と効果を実感。プロ2年目まで持っていた
自分本来の動きに近づいている。16年のオフには当時レンジャーズのダルビッシュに
師事するなど、体作りに励んできた。鍛え上げた体を思い通りに動かせるようになれば、
完全復活も見えてくる。藤浪は今季のローテ入りへ並々ならぬ思いをにじませた。
「ローテーションの5、6番手を争っているようでは駄目だと思う。目指すところはローテ入り。
『藤浪は決まり』と思ってもらえるように信頼を勝ち取っていかないと」。新たな体で
猛アピールする。【磯綾乃】(日刊 2019年1月6日 10時9分)

2019年01月06日(日)12時41分53秒