[ 倉嶋氏「不本意」 前橋副市長解職に疑義 ] 市政運営方針の違いを理由に31日付で解職される、
前橋市の倉嶋敬明副市長は27日、市議会各派代表者会議に出席し、山本龍市長が説明した解職理由に
疑義を呈し、「(市長の専決事項なので)私がどうこういうことではない。ただこのまま終わるのは不本意」
などと述べた。25日に解職が発表されてから、倉嶋氏が公の場で発言するのは初めて。
倉嶋氏は、山本市長に解職の理由を直接尋ねた際に、「(倉嶋氏が)市長の悪口を言ったと
聞こえてきたのが理由」と伝えられたと明かし、「なぜ解任なのか不思議」と述べた。
山本市長は市政運営方針の違いを理由に挙げているが、「意見の相違を指摘されたことは一度もない」
「溝はあまり感じていなかった」と強調した。中心市街地の再開発事業を巡り、山本市長が
一部業者との関係に疑念があると指摘したことについては、「公募要件でおかしなものは出していない。
手続き上、間違ったことはしておらず大丈夫と(山本市長に)話した」と説明。その上で、「(山本市長は)
公共事業と勘違いしている」「システムをよく理解していない」との見方を示した。(上毛新聞 2018年12月28日)