2018年11月28日(水)失敗

[ 課題残ったがナイター競輪祭は成功 ] 競輪界で初の試みだった6日間のナイターG1競輪祭が
25日に幕を閉じた。肝心の売り上げは目標の100億円を上回る約106億円を記録。
いまひとつの滑り出しだった(約12億7000万円)初日終了後は、関係者からも「せめて90億円に
いってくれれば」という切実な話も出ていた。しかし3連休だった後半3日間の売り上げが素晴らしく、
序盤の劣勢から一転して目標達成となった。手探り状態で行われたため、課題もあった。まず
前半3日間で行われたガールズGPトライアルは、梅川風子がグループBで優勝して、逆転GP枠を
ゲットするドラマもあり盛り上がったが、3日目の9、10レースに組み込まれたガールズの敗者戦の
置き場は疑問が残った。8レースまで競輪祭のトライアル2走目が行われて、売り上げも上り調子だったが、
8レースの売り上げ約1億8000万円からガールズ9レースは約6000万円と3分の1まで落ち込んだ。
これは明らかに多くのファンが離れたことを物語っている。ふだんでもガールズ敗者戦は前半戦に
組み込まれるのだから、いつも通り前半(1、2レースか5、6レースあたり)に置いた方がいい。
もうひとつはTレースの番組。競輪祭はKEIRINグランプリ出場が確定する特別なレースだ。
2走着順で決まるポイント制は面白かったが、ある地域に偏った番組は公平感に欠いた。
日刊スポーツ評論家の中野浩一氏が唱えるように、こういう時こそ自動番組が必要だ。
予選1走目は手動番組でもいいが、勝負がかかる2走目こそ自動番組に運命を委ねる方が、
選手も納得感があるはずだ。いずれにせよ成功に終わったことは競輪界にとって久々の明るいニュース。
開催を実現した施行者には心から拍手を送りたい。来年も続くナイター競輪祭。
さらなる発展に期待したい。(日刊 2018年11月28日 8時29分)

競輪担当・杉森洋一

何言ってんだコイツ。

今回の競輪祭は失敗。

指摘1:芦屋と飯塚が足を引っ張った。NHK北九州放送局の圏内で
公営競技のグレードレースが3つも同時に行われていたという事実。

NHK北九州放送局の圏内

福岡県北九州市、中間市、直方市、宮若市、飯塚市、嘉麻市、田川市、行橋市、
豊前市、および遠賀郡、鞍手郡、嘉穂郡、田川郡、京都郡、築上郡の各町村

芦屋(競艇)は仕方がないにしても飯塚(オート)との開催の棲み分けは可能だったのでは?と考える。

指摘2:競輪界の根底に流れている大問題は結局何も解消されていない。

「根本に流れている大問題」とは何か。

1:初心者を掬うという概念の欠如。
2:車券を買う(当てに行く)という意識の欠落。
3:メディアが役に立っていない。

初心者なんてどうでもいいです、すでに競輪を知っている人たちだけで盛り上がりますとかいうんだったら
今のやり方でも問題ないがそれで年金生活者が次々と競輪界から消えているおかげで売り上げが減っている
その展開を考えたらむしろ初心者こそウェルカムウェルカム〜の姿勢を作っていかないといけない訳だが。

1:初心者は現地(競輪場)まで行こうとは思わない。よくて(街中にある)場外。
2:初心者は1人で行こうとは思わない。よくて(知識のある人と)2人。

競輪は面白いとは思うけど車券を買うのは…(怖いとか思ったり興味が持てなかったり)。

みたいな層をどう拾い上げていくのか。

今回の競輪祭で小倉が何を仕掛けてくるかと思ったがやり方としては「既存の客へのアピール」ばかり。

ダメだこりゃ。

場外を振り返ってみても例えば二宮歩美みたいな性悪が頭の悪いやり方でイベントをやって大失敗。

1:私が私がみたいな性格。あれは嫌われる。
2:知ってる事が前提になっている。知らない人は門前払い。

小倉(本場)はおろか、場外でもこの体たらくなんだからお話にならない。

……。

ではどうすればいいのかって?それは既に指摘済み。

1:脱3連単。せいぜい2車単までを売れ筋の車券へと切り替える。「引っかかる」のではなく「当てに行く」。
2:とにかく場内が汚い。客を遠ざけるのは客。頭の悪い客が平気で汚している。
3:とにかく場内が汚い。清掃もしくは改装によるピカピカにする行為が存在していない。
4:場外に関しても同様。綺麗に使わせる事を徹底しないとダメ。「汚した客に掃除させる」事でもさせていい。
5:テレビの中継内容の徹底浄化。「見たくなる(車券を買いたくなる)」内容にしないとダメ。

今回の競輪祭のテレビ東京(BSテレ東)の中継内容な、あれ基本的に最悪。

1:うさん臭い奴が予言します的な内容。
2:1点買いで車券当てろとかいう基本無理ゲー。
3:中畑がなんでいるのか不明。お前競輪知識あったっけ?
4:スタジオと現地をつなぐ形式だと現地の熱量をスタジオの連中が傍観するだけの空気になる。

そうじゃないんだよ。

1:準決勝戦をダイジェストで放送して「勝ち上がってきた選手への敬意」を見せろ。
2:決勝戦に出場する選手の人となりを紹介する。ただし特定の誰か「だけ」には偏らない事。
3:予算を考えたらスタジオと現地をつなぐ方がやりやすいがそれでも現地からの中継陣を厚くしておく事。
4:決勝戦後の「感想戦」が欲しくなる。「勝因(敗因)」と「次」への展望が欲しくなる。

こうやるんだよ。

JKAがどこまで番組内容に介入しているのかは知らないが今回の競輪祭の番組内容、ありゃないわ。

今回は低い目標を設定して運良く達成出来ただけ。
競輪界の根底に流れている大問題は結局何も解消されていない。

以上。

2018年11月28日(水)10時03分39秒