巨人4−0広島 今日の巨人の先発の菅野が快投を見せて巨人のクライマックスシリーズ進出に望みを繋いだ。
(●▲●)「でも今日の投球内容で『巨人の菅野はどうして強いのか』がハッキリと分かったわ」
(●▲●)「菅野め、わざわざ広島に塩を送るとは…」
巨人の菅野が強い最大の理由は「菅野はキャッチャーだから」。
意味不明な言葉に聞こえるが実際の所こう説明するしかないから。
野球という競技への入り口の大半がテレビ(中継)であり中継の画面ではピッチャーが背中でバッターが顔。
映っているのは主にその範囲。つまり「ピッチャー側から見た画面」が脳裏の中心に存在しているから。
バッターの側であっても脳裏の中心に色濃く焼きついているのは「ピッチャー(の背中)側から見た画面」の方。
だから現代野球においてはピッチャーがキャッチャーにもなって配球面の指示を出す。
実際のキャッチャーはそれに合わせてリードを取ればいいだけ。
よくある流れ。
1:キャッチャーがサインを出す。
2:ピッチャーがそれに頷いてその球を投げる。
菅野と小林によくある流れ。
1:菅野がこういう球をあそこに投げたいなぁと思う。
2:小林がそれを察したサインを出す。
3:菅野が「そうそれそれ!」としてその球を投げる。
もちろん菅野と小林は別人格で他人である以上(会話をしなくても)100%意見が一致するなんていう事はない。
それは当然。「100%に出来るだけ近い内容」であればもうそれで充分に事足りる。
いわゆる「相性」というのは、ピッチャーの側が「そうそうそれそれ!」と思える確率がどれだけあるかによって決まる。
1:現代野球においてはピッチャーが先に配球を考える方が好手(こうしゅ)。
2:何故ならテレビ(中継)から野球に入る事が大半の現代っ子にはそのアングルから考える方が理解しやすいから。
3:ピッチャーが先に(この球をそこに投げたいという)配球を考えた後にキャッチャーが察知してその球のサインを出す。
4:だからピッチャーが頭に思い描く配球の「質」の善し悪しがほとんどそのまま試合結果に結びついていく様になる。
現代野球においては「名投手≒好リード(を頭に思い描きながら投球する事が出来る投手)」。
これが絶対の条件。
だから今の少年野球の選手に対しては「ピッチャーはキャッチャーもやれ」「キャッチャーはピッチャーもやれ」。
そして1番重要な事は「相手(ピッチャーだったらキャッチャー、キャッチャーだったらピッチャー)の事をよく観察しろ」。
こういう流れになる。
リードをキャッチャー任せにするな。
(ピッチャーが)見ている(キャッチャーという名の)他人を信じるな。
見ている他人を信じるな。
以上。